陶酔
クソバイト
大学2年の夏、無趣味な俺はバイトを始めることにした。家からチャリで10分のコンビニ。
「君〜大学生でしょ、夜中足りてないんだよね〜、大学生なら夜も暇だろうし夜中なら取るけどどうする?」
勝手に暇だと決めつけられ心底頭に来てたが夜中はこのうざいハゲがいないと聞き、夜中勤務を了承した。
仕事を覚えるまで時間はかからなかった。というか夜中が暇すぎてほとんど覚える必要がなかったのかもしれない。
そんなとき肩を叩かれた感覚があった。
あぁ、夜中だしそんな怪奇現象もあるのか。慣れていくもんかな。
また肩を叩かれた。
こういうのって続けてあるもんなんだな…。
「…あの、気付いてます?」
あぁ、やばいな。ついに声まで聞こえてきてしまった。馴染みの入店音も鳴ってないしこれ完璧に幽霊か。と思いつつ少し振り返ってみると女の人のようなものが立っていた。
というか女の人だった。
「さっきから肩叩いてるんですけど気付いてなかったですか?ドリンク品出し終わったので品出し変わりませんか?って聞こうと思ってたんですけど。」
夜中勤務は1人ではなくて2人だ。先週も見たような人と初めて会話を交わした。
「あっ、はい…」
「小野崎さんですよね、私も木曜日夜勤なので仲良くしてください!」
セミロングの笑顔が素敵な女の子だった。
クソバイトでは無くなったようだ。
「君〜大学生でしょ、夜中足りてないんだよね〜、大学生なら夜も暇だろうし夜中なら取るけどどうする?」
勝手に暇だと決めつけられ心底頭に来てたが夜中はこのうざいハゲがいないと聞き、夜中勤務を了承した。
仕事を覚えるまで時間はかからなかった。というか夜中が暇すぎてほとんど覚える必要がなかったのかもしれない。
そんなとき肩を叩かれた感覚があった。
あぁ、夜中だしそんな怪奇現象もあるのか。慣れていくもんかな。
また肩を叩かれた。
こういうのって続けてあるもんなんだな…。
「…あの、気付いてます?」
あぁ、やばいな。ついに声まで聞こえてきてしまった。馴染みの入店音も鳴ってないしこれ完璧に幽霊か。と思いつつ少し振り返ってみると女の人のようなものが立っていた。
というか女の人だった。
「さっきから肩叩いてるんですけど気付いてなかったですか?ドリンク品出し終わったので品出し変わりませんか?って聞こうと思ってたんですけど。」
夜中勤務は1人ではなくて2人だ。先週も見たような人と初めて会話を交わした。
「あっ、はい…」
「小野崎さんですよね、私も木曜日夜勤なので仲良くしてください!」
セミロングの笑顔が素敵な女の子だった。
クソバイトでは無くなったようだ。