双子を極秘出産したら、エリート外科医の容赦ない溺愛に包まれました
「あ、晃介……、ま、待って……!」

自ら望んだこととはいえ、息つく暇もない激しい始まりに、葵は思わず訴える。

でも彼は許してはくれなかった。

「……ストッパーを外したのは君だ。俺は止められないと警告した」

荒い息でそう言って、パジャマのボタンに手をかける。形だけの抵抗はなんの意味もなさなかった。

あっというまに葵の肌が、彼の眼前に晒される。
でもそれで彼は満足しなかった。

最後の砦の薄い布に手をかける。

「あ、晃介、待って……!」

恥ずかしくてたまらなかった。彼の方はまだ服を着たままなのに、葵だけがすべてをさらけだすなんて。

身をよじりなんとか逃れようとするけれど、やっぱりそれも彼は許してくれなかった。

「全部見たい。見せてくれ」

ついにすべてを脱がされて、葵は甘い吐息を吐いた。

まだ触れられていないのに、視線だけでどうにかなってしまいそうだ。
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