双子を極秘出産したら、エリート外科医の容赦ない溺愛に包まれました
溢れる愛に包まれて
晃介再び
頬をペチペチと叩かれているような気がして葵は眠りから覚める。
お腹のあたりがなんだか妙に重かった。
ゆっくりと目を開くと、すっかり明るくなった寝室の天井を背に、悠馬が覗き込んでいた。
「あーま! あーま!」
お腹の上には晴馬がまたがっている。
時計を見るとすでに朝の九時を回っていた。
今日は土曜日で仕事は休みだとしてももう起きるべき時間だ。
「あーま!」
「まんま!」
朝寝坊な母親をふたりして起こしてくれたのだ。
でも葵はすぐには動けなかった。
なにしろ双子と過ごす一週間は、ハードのひと言だ。一晩寝たくらいで、疲れが取れるはずがない。
「うー、もうちょっと寝ようよ〜」
うめきながら枕に突っ伏すると、悠馬まで葵の背中のよじのぼり、ふたりしてお尻をどすんどすんとしはじめる。
「あーま!」
「まんま」
「う……。ぐう……。もう……そんなことするならこうしてやる‼︎」
葵はぐるりと向きを変え、布団に投げだされたふたりを捕まえる。
そしてふたりまとめてこちょこちょとくすぐった。
寝室に、きゃー!という声があがった。
「降参する? ふふふ、ごめんなさいは?」
そのまま、布団の上で転げ回るふたりのおむつを替えた。
お腹のあたりがなんだか妙に重かった。
ゆっくりと目を開くと、すっかり明るくなった寝室の天井を背に、悠馬が覗き込んでいた。
「あーま! あーま!」
お腹の上には晴馬がまたがっている。
時計を見るとすでに朝の九時を回っていた。
今日は土曜日で仕事は休みだとしてももう起きるべき時間だ。
「あーま!」
「まんま!」
朝寝坊な母親をふたりして起こしてくれたのだ。
でも葵はすぐには動けなかった。
なにしろ双子と過ごす一週間は、ハードのひと言だ。一晩寝たくらいで、疲れが取れるはずがない。
「うー、もうちょっと寝ようよ〜」
うめきながら枕に突っ伏すると、悠馬まで葵の背中のよじのぼり、ふたりしてお尻をどすんどすんとしはじめる。
「あーま!」
「まんま」
「う……。ぐう……。もう……そんなことするならこうしてやる‼︎」
葵はぐるりと向きを変え、布団に投げだされたふたりを捕まえる。
そしてふたりまとめてこちょこちょとくすぐった。
寝室に、きゃー!という声があがった。
「降参する? ふふふ、ごめんなさいは?」
そのまま、布団の上で転げ回るふたりのおむつを替えた。