勇者の幼なじみ
「最初は痛いらしいんだ。我慢してくれ。純潔をくれるんだろ?」
「純潔をあげるのって、痛いんだ……」
「止めるか?」
「ううん、セフィルも苦しそうだもん。早く呪いを解いて、楽になって?」
「お前……」
なぜか額に手を当てて、セフィルは口ごもった。
「お前、俺と結婚するよな?」
「うん?」
「俺の呪いを解くためにこんなところに入って、神の花嫁になろうとしてたんだ。俺の呪いが解けたら、当然、俺と結婚するだろ?」
「セフィルがそれでいいのなら」
「違う! お前はどう思ってるのか聞いてるんだ!」
中途半端な体勢で不機嫌で苦しそうなセフィルは怒鳴った。
途中まで彼のものが入ったところは最初の痛みは薄れて、なんだか疼いてきた。
彼と特別なことをしてる。
呪いの解除のためと言いながら、私はそれでもうれしかった。
それが、セフィルと結婚だなんて……。
「……したいに決まってる。私はセフィルとしか結婚する気はなかったもん」
拗ねたようにつぶやくと、セフィルは破顔した。
さっきの上機嫌な顔がかすんでしまうほど、うれしそうな輝くような笑みだった。
びっくりして見惚れていると、セフィルがぎゅっと私を抱きしめ、その拍子にぐぐっと彼が私の奥まで入ってきた。
「ん~~~っ!」
鋭い痛みに声を上げかけたら、口づけられて、その悲鳴ごと吞み込まれた。
セフィルとぴったり体が重なった。
これで純潔をあげられたのかなと思っていたら、再び舌を絡められて、胸を揉まれて、快感を呼び戻される。
まだだったみたいだ。
セフィルの手は、私の体のあちこちを撫でていき、最後には繋がってる上の部分を触った。
「んっ!」
電撃が走ったみたいに、ぴょんと腰が浮いた。
セフィルがくすっと笑って、その部分を執拗に撫でた。
彼がそんな笑い方をするのも衝撃的な上、過剰すぎる快感を与えられ、頭がくらくらした。
「すごい締めつけだな」
口を離したセフィルが笑いながら言う。
そんなことを言われてもどうすることもできなくて、申し訳ないと彼を見上げると、優しく髪を撫でられ、「気持ちいい」とつぶやかれた。
(セフィルも気持ちいいんだ!)
うれしくなって、セフィルに抱きつくと、また締めつけてしまったみたいで、彼がウッと声を漏らした。
「もう限界だ……」
セフィルは唐突に言って、腰を動かし始めた。
「あ、あっ、あっ……」
あんなに痛かったのに、痛みはどこかに行ってしまって、脳の痺れる快感だけがある。
余裕なく私に体を打ちつけるセフィルが愛おしくてうれしくて、私は彼に揺さぶられた。
「出る!」
セフィルがつぶやいて、ひときわ強く奥を突かれると、熱いものが広がるのを感じた。
息が荒いまま、セフィルがキスをしてくる。
彼の背中にも額にも汗がにじんでいた。
「純潔をあげるのって、痛いんだ……」
「止めるか?」
「ううん、セフィルも苦しそうだもん。早く呪いを解いて、楽になって?」
「お前……」
なぜか額に手を当てて、セフィルは口ごもった。
「お前、俺と結婚するよな?」
「うん?」
「俺の呪いを解くためにこんなところに入って、神の花嫁になろうとしてたんだ。俺の呪いが解けたら、当然、俺と結婚するだろ?」
「セフィルがそれでいいのなら」
「違う! お前はどう思ってるのか聞いてるんだ!」
中途半端な体勢で不機嫌で苦しそうなセフィルは怒鳴った。
途中まで彼のものが入ったところは最初の痛みは薄れて、なんだか疼いてきた。
彼と特別なことをしてる。
呪いの解除のためと言いながら、私はそれでもうれしかった。
それが、セフィルと結婚だなんて……。
「……したいに決まってる。私はセフィルとしか結婚する気はなかったもん」
拗ねたようにつぶやくと、セフィルは破顔した。
さっきの上機嫌な顔がかすんでしまうほど、うれしそうな輝くような笑みだった。
びっくりして見惚れていると、セフィルがぎゅっと私を抱きしめ、その拍子にぐぐっと彼が私の奥まで入ってきた。
「ん~~~っ!」
鋭い痛みに声を上げかけたら、口づけられて、その悲鳴ごと吞み込まれた。
セフィルとぴったり体が重なった。
これで純潔をあげられたのかなと思っていたら、再び舌を絡められて、胸を揉まれて、快感を呼び戻される。
まだだったみたいだ。
セフィルの手は、私の体のあちこちを撫でていき、最後には繋がってる上の部分を触った。
「んっ!」
電撃が走ったみたいに、ぴょんと腰が浮いた。
セフィルがくすっと笑って、その部分を執拗に撫でた。
彼がそんな笑い方をするのも衝撃的な上、過剰すぎる快感を与えられ、頭がくらくらした。
「すごい締めつけだな」
口を離したセフィルが笑いながら言う。
そんなことを言われてもどうすることもできなくて、申し訳ないと彼を見上げると、優しく髪を撫でられ、「気持ちいい」とつぶやかれた。
(セフィルも気持ちいいんだ!)
うれしくなって、セフィルに抱きつくと、また締めつけてしまったみたいで、彼がウッと声を漏らした。
「もう限界だ……」
セフィルは唐突に言って、腰を動かし始めた。
「あ、あっ、あっ……」
あんなに痛かったのに、痛みはどこかに行ってしまって、脳の痺れる快感だけがある。
余裕なく私に体を打ちつけるセフィルが愛おしくてうれしくて、私は彼に揺さぶられた。
「出る!」
セフィルがつぶやいて、ひときわ強く奥を突かれると、熱いものが広がるのを感じた。
息が荒いまま、セフィルがキスをしてくる。
彼の背中にも額にも汗がにじんでいた。