世界一可愛い私、夫と娘に逃げられちゃった!
気づく前は「うちのお母さんは、自分が言うだけあって、周りの人も認めるぐらい可愛いし、おしゃれだ」なんて無邪気に思ってた。
「私のお母さんね、世界一可愛いの」といつも自慢していた。
あれは遠回しの皮肉だ。あの人の頭がおめでたいことに対する。そんな親を持っている私への憐れみ。
あの授業参観は、私があの人に対して軽蔑の対象に変わった日でもあった。
とにかく自分が主役でいないと嫌。お姫様扱いされないと気が済まない。
私と父はもちろん、祖父や叔父・叔母、母の実家にいるお手伝いさん達、私の友達のお母さん・お父さん、お店の人……身内だろうがそうでなかろうと、お構いなしに人を使う。
今は分からないが、一緒にいたときはコーヒー1杯すら、自分で用意せず、お手伝いさん達を呼んでやらせていた。
あの人は呑気にスマホいじってるだけ。
しかも自分が気に入らない味だと、お手伝いさんにコーヒーふっかけたり、罵倒する。
自分で味の調整すらしないのだ。
ほぼ毎日父がいない時間を見計らって、祖母とお手伝いさん達呼んで、自分で家事やった風を長年演じていた。
「私のお母さんね、世界一可愛いの」といつも自慢していた。
あれは遠回しの皮肉だ。あの人の頭がおめでたいことに対する。そんな親を持っている私への憐れみ。
あの授業参観は、私があの人に対して軽蔑の対象に変わった日でもあった。
とにかく自分が主役でいないと嫌。お姫様扱いされないと気が済まない。
私と父はもちろん、祖父や叔父・叔母、母の実家にいるお手伝いさん達、私の友達のお母さん・お父さん、お店の人……身内だろうがそうでなかろうと、お構いなしに人を使う。
今は分からないが、一緒にいたときはコーヒー1杯すら、自分で用意せず、お手伝いさん達を呼んでやらせていた。
あの人は呑気にスマホいじってるだけ。
しかも自分が気に入らない味だと、お手伝いさんにコーヒーふっかけたり、罵倒する。
自分で味の調整すらしないのだ。
ほぼ毎日父がいない時間を見計らって、祖母とお手伝いさん達呼んで、自分で家事やった風を長年演じていた。