世界一可愛い私、夫と娘に逃げられちゃった!
9
10月も半ばになり、秋風が吹いてる。
郡山と一緒に書類を詰める仕事をしていた。
この日は丸岡がいないので、結花はさぼっていた。
「呉松さん、仕事してくださいよ」
結花は鞄からポーチを取り出し、あぶらとり紙で顔を拭きはじめた。さらに化粧直しタイム。
郡山は結花の行動に言葉がでなかった。
どうせ言ったところで無理だろうな。また前みたいにやられるのも嫌だしなぁ。
でも、この仕事チェックしないといけないから、2人でやらないと間違えちゃうし……よりによって丸岡さんいないからなぁ。
あんな厳しい服部さんですら、呉松さんの横暴さに耐えきれなくって辞めちゃったんだよなぁ。
てかそこまで追い詰めた人間そうそういないと思う。
服部さんのかつての被害者としては、嬉しい話だろうけど。
そもそもこの仕事2人がかりでチェックしないと、間違えちゃう原因になるんだよね。
協力してもらわないと難しいんだけどなぁ。
「ねー、呉松さーん! サボってないでよぉー」
とはいえ、結花は「はぁ?」と言って無視。
まつげにコンシーラーを塗ろうとした瞬間、取り上げられた。郡山によって。
「ちょっとなによ? ゆいちゃん、化粧直し中でしょ? そんな姿見るなんてさいてー!」
郡山と一緒に書類を詰める仕事をしていた。
この日は丸岡がいないので、結花はさぼっていた。
「呉松さん、仕事してくださいよ」
結花は鞄からポーチを取り出し、あぶらとり紙で顔を拭きはじめた。さらに化粧直しタイム。
郡山は結花の行動に言葉がでなかった。
どうせ言ったところで無理だろうな。また前みたいにやられるのも嫌だしなぁ。
でも、この仕事チェックしないといけないから、2人でやらないと間違えちゃうし……よりによって丸岡さんいないからなぁ。
あんな厳しい服部さんですら、呉松さんの横暴さに耐えきれなくって辞めちゃったんだよなぁ。
てかそこまで追い詰めた人間そうそういないと思う。
服部さんのかつての被害者としては、嬉しい話だろうけど。
そもそもこの仕事2人がかりでチェックしないと、間違えちゃう原因になるんだよね。
協力してもらわないと難しいんだけどなぁ。
「ねー、呉松さーん! サボってないでよぉー」
とはいえ、結花は「はぁ?」と言って無視。
まつげにコンシーラーを塗ろうとした瞬間、取り上げられた。郡山によって。
「ちょっとなによ? ゆいちゃん、化粧直し中でしょ? そんな姿見るなんてさいてー!」