僕は花の色を知らないけれど、君の色は知っている


君と出会ってから、僕の世界は

ひとつひとつ、花開くように色づいていった

それは僕の心を色鮮やかに染めて

優しくすべてを変えてくれた

だからどうか、この先も忘れないでいて

冷たい視線に耐えられず

心無い言葉に押しつぶされて

ひとり、遠いどこかに消えたくなったときも

僕にとって君は、この世でたったひとつの

永遠に枯れることのない、特別な輝きだってことを

< 1 / 308 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop