キミに伝えたかった二文字の言葉と99本の薔薇の花を。
まだ、一ページすら読み終えていない手元にある本に視線を落とす。
泣きすぎていて視線がぐちゃぐちゃで何と書いてあるか全然わからない。
でも、ひとつの文だけはなぜかきちんと読めた。
〔この本を読んだあなたは時を遡りやり直すことがでるとしたら、もしあの時に戻れたらあなたはどうしますか?〕
もしあの時に戻れたら・・・・・そしたら私はちゃんと景に伝えそびれていたことを伝える。
そして、景を失わないように・・・・・・・。
(あの時に戻りたい。)
もう一度、あの暖かな光のいる時へ。
ーーーーーーーーーーー・・・・・・戻りたい。