キミに伝えたかった二文字の言葉と99本の薔薇の花を。

 はじめは、ただいつも通り容姿だけで好きだと言っているんだと思った。


 ・・・・・・・けど違った。


 景はちゃんと私のことを理解してくれて、すべてを知ったうえで好きと言ってくれていたのだ。


 ーーーーーーー景と一緒にいるうちにどんどん景のことを好きになっていく自分がいた。


 5か月。


 景のために、いつもならしないオシャレも可愛く見えたいと思い過ごした5か月の自分は嫌いじゃなかった。


 愛想笑いを浮かべすぎて忘れていた笑顔を取り戻してくれたのも景だった。


 人を好きになるということを教えてくれたのも・・・・・・・・景だった。
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