※追加更新終了【短編集】恋人になってくれませんか?
「それから、被害者の娘とあって、お前への好奇の視線も多数向くだろう。ロズウェルの縁者や、メアリーから付け狙われる可能性だってある。
おまけに、今回の件で俺がこの家に出入りしたという噂が立って、嫁の貰い手が付かないかもしれない。
だが、そんな状態を防ぐ方法が一つだけ有る」
「あら――――何かしら?」
「アイナが俺の嫁になれば良い」
ダミアンは至極アッサリと、そんなことを口にした。
「悪名高き悪魔公爵の妻に手出しができる人間はそう居ない。何があっても、俺がお前を守ってやれる。
伯爵位についても、いずれ生まれる我等の息子が継げば良い。
どうだ、アイナ? 俺と結婚するのは理にかなっているだろう?」
真剣な眼差しのダミアン。
ふふ、と小さく笑い声が漏れる。
ダミアンはそんなあたしを、まじまじと見つめた。
「全く……何を言うかと思えば。
ダミアン――――そんな言葉じゃ全然ダメ。あたしには響かないわ」
首を横に振り、ゆっくりと大きく胸を張る。
おまけに、今回の件で俺がこの家に出入りしたという噂が立って、嫁の貰い手が付かないかもしれない。
だが、そんな状態を防ぐ方法が一つだけ有る」
「あら――――何かしら?」
「アイナが俺の嫁になれば良い」
ダミアンは至極アッサリと、そんなことを口にした。
「悪名高き悪魔公爵の妻に手出しができる人間はそう居ない。何があっても、俺がお前を守ってやれる。
伯爵位についても、いずれ生まれる我等の息子が継げば良い。
どうだ、アイナ? 俺と結婚するのは理にかなっているだろう?」
真剣な眼差しのダミアン。
ふふ、と小さく笑い声が漏れる。
ダミアンはそんなあたしを、まじまじと見つめた。
「全く……何を言うかと思えば。
ダミアン――――そんな言葉じゃ全然ダメ。あたしには響かないわ」
首を横に振り、ゆっくりと大きく胸を張る。