交通事故で記憶喪失になった君と、余命一年の私
第4章
半年後...
私たちは、必要事項以外学校では話すことがなくなっていた。
もちろん家が隣だし、家族ぐるみで仲が良いから遊んだりはする。
だけど、全然話さなくなった。
元々話しすぎたから、年相応の男女の中にはなったと思う。
でも、そんな関係に慣れてしまったので悲しさを感じる。
「月葉?最近元気ないけど大丈夫?」
学校のトイレで輝羅と瑠奈といつも通り話してる時に聞かれた。
「最近ちょっと体調が悪くてね.....」
「大丈夫?」
「大丈夫.....」