交通事故で記憶喪失になった君と、余命一年の私
機械で繋がれていて、病室には私しかいない。
それに首しか動かせない。
なんで?...
──ガラガラ
誰か入ってきた。
「崎谷さん。点滴変えに来ました」
看護師さんだ!
看護師さん気づいて!!
「か....ん...ご...し...さん....」
「えっ!崎谷さん!?意識戻ったんですか?」
急いで看護師さんが電話をした。
「先生!!崎谷さん目が覚めました」
「はい...はいわかりました」
看護師さんが電話を終えると私の方を向いた。
「今先生に連絡を入れましたので、もうすぐ来ると思います」
「は...はい....」