交通事故で記憶喪失になった君と、余命一年の私
私は輝羅がいい案を思い浮かぶのを待っていた。私も何かいい案ないかな?
「!!」
急に輝羅が何か閃いたかのように顔を輝かし出した。
「なに!?どうしたの、輝羅!?」
輝羅はキラキラ輝いた目で私を見てきた。
何か嫌な予感がする...
「私の勘なんだけど....瑠奈、流のことが好きだと思うんだよね。だから流が遊ぼうとか言えば行く気がするんだけど....どう?」
「は?」
口が悪くなってしまうほど意味がわからない輝羅の考えが出てきた。
瑠奈が流のことを好きとは一回も聞いたことがない...
輝羅の意見に賭けるしかないのかな?
「これで失敗したらどうする?」
「その時はその時だよ!!上手くいかなかったらまた考えればいい!!」
輝羅のその自信はどこから来ているんだろう...
でも、最近瑠奈と話せていない私よりは輝羅のことを信じてみることしか出来ないんだよね。
私は急いでラインに文字を入れた。
『大丈夫だと思う。流から瑠奈に遊ぼうとか言って連れてきてくれない?行き場所は伝えないで』
『分かった』
流はすぐに返信を返してくれた。
色々話し合った結果これを実行するのは明後日にした。
明日は流と輝羅に病院に来てもらって流れを考えることになった。
どうなるか本当にわからない。でも、みんなで協力してちゃんと話し合う機会を設けたい。
[45日目。流と輝羅と瑠奈と話し合う機会を設けるために明日話し合うことにした]