交通事故で記憶喪失になった君と、余命一年の私
「じゃあバイバーイ」
みんなそれぞれ自分たちの家に入っていく。
私も家に帰るか...
「月葉」
突然嶺緒に話しかけられた。
「何?」
「いや、明日から別々なの覚えてるかなーって」
「あー忘れてた」
「ったくだろうと思った」
「すみません」
本当に忘れてた!!明日朝ドアを開けて『いない!!』ってなるところだった。というかなんで私と毎朝一緒に行くって知っていたんだろう?
今日は『一緒に行こう』って言ったから一緒に行ったけど、知らないはずだよね?言ったっけ?多分忘れてるだけかな?
「じゃあそうゆうことだから。明日から別行動で」
「分かった!じゃあまた明日学校でね」
「あぁ」
そう言って嶺緒が家の方に行った。
嶺緒が家に入るのを見ていようと思った。
「月葉お前家に入れ」
「え?なんで?」
「一応男としてお前が家に入るの見といてやる」
「あ....ありがとう」
嶺緒との距離わずか5mくらいなんだけどね。
「じゃあバイバイ」
「おやすみ」
家に入ってすぐに風呂に入った。
なんで嶺緒急にあんなことしたんだろう。昔、事故に遭う前もあんな感じだった。
そんなことを急にしだすなんて、本能で動いてるのかな?まーとりあえず明日から瑠奈と輝羅と行こっかな。後で連絡しておこ!!