交通事故で記憶喪失になった君と、余命一年の私

翌朝...

二人と一緒に登校した。その日は私は輝羅や瑠奈。その他のクラスの子達と一緒にいた。一方嶺緒はというとずっと流といる。流やクラスの男子とずっと一緒にいた。流は嶺緒とずっと一緒にいれるのが嬉しそうだった。でも喋ったりはした。

帰りは5人で一緒に帰ったし、寄り道もした。ゲーセンでこうやってみんなと遊んだことがなかったから。昔からの仲でもこうやって遊んだことはなかった。だからすっごく楽しかった!

家に帰る時もみんな近所に家があるから本当にずっと一緒だった。

「じゃあバイバーイ!」

「バイバイ!」

「また明日ね!」

途中で3人とは右と左で分かれる。私と嶺緒は右、他の3人は左。だけどそっからはみんな家が近い。3分くらいで着く。

「今日は楽しかったぁー!!」

「そうだね!あんなに遊んだの久しぶりだったかも!!」

あんなにはしゃいだの久しぶりだった。

「じゃあバイバイ」

「あぁ」

家には誰もいないから鍵を出した。このキーケースは事故の前、嶺緒にもらったもの。

「嶺緒は?入らないの?」

「入るよ」

嶺緒も鍵を出した。

「え!?」

え!?私があげたキーケース使ってる!!

「そのキーケースって.....?」

考える前に口が動いてた。

「あぁーこれ事故にあった時に持ってたらしい」

「そうだったんだ」

使ってくれていたんだ!私があげたのを...

「じゃあバイバイ」

「バイバイ」

私たちは家に入った。
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