交通事故で記憶喪失になった君と、余命一年の私

「マジで記憶ないからわからない」


「そうだよね、ごめんね」


「あぁ」


──ガラガラ


あぁ〜どうしよう...


教科書見てやるしかないよね。


やるか!


教科書をを見てやると、思っていた以上に簡単だった。


これ、嶺緒に聞かなくてもわかったな。


「月葉ー!もうそろそろ行くよー」


「はぁーい」


下に降りていって玄関のドアを開けるともうみんな揃っていた。


< 95 / 162 >

この作品をシェア

pagetop