続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「颯と私に似てる」

「だな。俺もそう思って、つい買った」

「可愛いね、ありがとう」

「どういたしまして」

美弥の首に顔を埋めれば、風呂上がりの石鹸の匂いに、あっという間に、我慢が効かなくなる。

「めちゃくちゃ、いい匂い……」

「颯っ……ンンッ」

首筋の少し下あたりを、美弥の着ているスウェットをずらして唇で痕をつけてやる。

それだけでは、到底治らずに、舌で首筋をなぞっていけば、美弥の控えめな甘い声が漏れ出してくる。

「その声そそられる……もっと聞かせて」

「あ、待って……」

美弥が、俺と向かい合うように、体を向け直すと、大きく背伸びする。

美弥が何をしようとしてるのか、すぐに分かった俺は、少しだけ屈んでやる。

美弥が付けやすいように。

小さなリップ音がして、すぐに離される。

「あれ……?」

首を傾げる、美弥の初々しさに反応して、下半身は、もう熱い。抑え込むのに段々必死になってくる。
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