続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
麻美が、すかさず、私の隣までコロコロと椅子を転がしながら、やってくる。
「颯さん、カッコよかったね」
「……うん、嬉しかった」
麻美に、そう答えただけで、目に涙が滲む。
「麗夜さんも、知らなかったみたいだしね……って、あれどこいくんだろ?」
麻美の視線を追えば、麗夜が、スマホを片手に事務所から、慌てて出ていくのが見えた。
なんだか嫌な予感がするのは、気のせいだろうか?
「私……見てくる」
「美弥、僕も行こうか?」
千歳も同じく麗夜が事務所がら出て行くのを不審に思ったようで、椅子から少し立ち上がって、中腰でこちらを覗いている。
「一人で大丈夫、少し見てくるだけだから」
「美弥、何かあったら、連絡してね」
「うん、ありがとう」
私は、スマホをポケットに突っ込んで、麗夜の後を追った。
「颯さん、カッコよかったね」
「……うん、嬉しかった」
麻美に、そう答えただけで、目に涙が滲む。
「麗夜さんも、知らなかったみたいだしね……って、あれどこいくんだろ?」
麻美の視線を追えば、麗夜が、スマホを片手に事務所から、慌てて出ていくのが見えた。
なんだか嫌な予感がするのは、気のせいだろうか?
「私……見てくる」
「美弥、僕も行こうか?」
千歳も同じく麗夜が事務所がら出て行くのを不審に思ったようで、椅子から少し立ち上がって、中腰でこちらを覗いている。
「一人で大丈夫、少し見てくるだけだから」
「美弥、何かあったら、連絡してね」
「うん、ありがとう」
私は、スマホをポケットに突っ込んで、麗夜の後を追った。