続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「えぇ、実際は、あの子の父親の従兄弟みたいよ。ご両親が亡くなってから、高校を卒業するまでの一年半程、そちらのお宅に身を寄せてたみたいだけど」
「親父が、一枚噛んでるってことは、この綾乃和志と美弥の間に、何かあった可能性が高いな」
「えぇ、私もそう思う。その和志さんの経営する町工場と、うちが最近、業務提携を結んでいたしね。勿論社長の独断よ」
俺は書類を眺めながら、眉を寄せた。
こんな小さな部品工場と、うちが業務提携とかありえない話だ。それもあの親父の独断なんて裏があるとしか思えない。
俺と離れざるえなかった美弥と絶対、何か関係がある。
立ち上がった俺に、実花子が、すぐさま車のキーを手渡す。
「気をつけて。今日も千歳、副社長代行やる気満々だから」
「マジでありがと。ボーナス奮発するって言っといて」
「ふふっ。伝えとくわ」
俺は、副社長室を飛び出すと、すぐに車のハンドルを握った。
「親父が、一枚噛んでるってことは、この綾乃和志と美弥の間に、何かあった可能性が高いな」
「えぇ、私もそう思う。その和志さんの経営する町工場と、うちが最近、業務提携を結んでいたしね。勿論社長の独断よ」
俺は書類を眺めながら、眉を寄せた。
こんな小さな部品工場と、うちが業務提携とかありえない話だ。それもあの親父の独断なんて裏があるとしか思えない。
俺と離れざるえなかった美弥と絶対、何か関係がある。
立ち上がった俺に、実花子が、すぐさま車のキーを手渡す。
「気をつけて。今日も千歳、副社長代行やる気満々だから」
「マジでありがと。ボーナス奮発するって言っといて」
「ふふっ。伝えとくわ」
俺は、副社長室を飛び出すと、すぐに車のハンドルを握った。