続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「あっ、思い出した!麻美の彼氏!」
「えぇっ!あのお嬢様が、足立京と?!」
そして、映像は、京のアップから、ライブ会場の盛り上がりを伝えるために、ひきの映像が映し出される。
そして、観客が映し出されたテレビ画面に、俺は一瞬固まり、実花子は、口を開けたまま、画面を指差している。
「颯、見たっ?!」
「実花子、今の?!」
俺と実花子は、顔を見合わせる。
「実花子っ!車まわして!とびきりいいヤツ!」
「分かってるわよっ」
実花子が、車の手配をしてる間に、俺は、いつも持ち歩いているモノが、スラックスのポケットに入ってるのを確認してから、ペンギンのぬいぐるみを握りしめた。
「颯、5分後にエントランスに迎えが来るわ。お姫様のお迎えに、とっておきのやつにしといた!」
「ありがとな!実花子」
「どう致しまして、とびきりの誕生日プレゼントね」
「だなっ」
俺は、緩めていたネクタイを締め直すと、誕生日に、ようやく口角を上げた。
「えぇっ!あのお嬢様が、足立京と?!」
そして、映像は、京のアップから、ライブ会場の盛り上がりを伝えるために、ひきの映像が映し出される。
そして、観客が映し出されたテレビ画面に、俺は一瞬固まり、実花子は、口を開けたまま、画面を指差している。
「颯、見たっ?!」
「実花子、今の?!」
俺と実花子は、顔を見合わせる。
「実花子っ!車まわして!とびきりいいヤツ!」
「分かってるわよっ」
実花子が、車の手配をしてる間に、俺は、いつも持ち歩いているモノが、スラックスのポケットに入ってるのを確認してから、ペンギンのぬいぐるみを握りしめた。
「颯、5分後にエントランスに迎えが来るわ。お姫様のお迎えに、とっておきのやつにしといた!」
「ありがとな!実花子」
「どう致しまして、とびきりの誕生日プレゼントね」
「だなっ」
俺は、緩めていたネクタイを締め直すと、誕生日に、ようやく口角を上げた。