続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
俺は、あの日、真夜中の23時にずっと探していた、シンデレラを見つけた。

ガラスの靴じゃなくて、白いハンカチを落として消えた、俺のシンデレラ。

泣き虫で寂しがり屋で、ほったらかすと、すぐ拗ねるくせに、強引に抱き寄せれば、恥ずかしがって逃げていく、猫みたいなシンデレラ。


永遠に、この腕に閉じ込めて、生涯、愛して離さない。

「美弥、愛してる」

抱きしめあって、重ねた唇は、()けない愛の魔法となって、永遠(とわ)に続いていく。


ーーーー俺の23時のシンデレラ。



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