続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「美弥ちゃん、前に言ったよね?生まれや育ちなんか、関係ないって。颯さんは、美弥ちゃんが、好きなんだよ。美弥ちゃんとしか、結婚したくないんだよ。結婚なんて、お互いの想いが1番大事だと思うから……だから……もっと自信持って。美弥ちゃんが、そんな顔してたら、颯さん、お仕事に集中できなくなっちゃうよ」
「麻美ちゃん……」
ーーーーその時だった、屋上の扉が開き、スーツ姿の男性が、こちらに向かってくる。
「あ……」
私は、小さく声を上げると、麻美と一緒に立ち上がった。
「安堂社長、お久しぶりです。帰国されたんですね」
「麻美さん、久しぶりだね。昨日、丁度帰国してね。あと……先日は、星川社長から婚約破棄のご連絡を頂いて……麻美さんには、うちの颯と是非とも結婚して頂きたかったのだが……うちの、馬鹿息子が、大変失礼致しました」
「あ、いえ。お言葉ですが、颯さんも、こちらの美弥さんと結婚を考えていらっしゃいますし、私も、今、颯さんとは、別の方とお付き合いしていて、その方と結婚したいと思っています。ですので……私こそ、申し訳ございません」
長い睫毛を伏せると、麻美が、頭を下げて、康二に謝罪をした。
「麻美ちゃん……」
ーーーーその時だった、屋上の扉が開き、スーツ姿の男性が、こちらに向かってくる。
「あ……」
私は、小さく声を上げると、麻美と一緒に立ち上がった。
「安堂社長、お久しぶりです。帰国されたんですね」
「麻美さん、久しぶりだね。昨日、丁度帰国してね。あと……先日は、星川社長から婚約破棄のご連絡を頂いて……麻美さんには、うちの颯と是非とも結婚して頂きたかったのだが……うちの、馬鹿息子が、大変失礼致しました」
「あ、いえ。お言葉ですが、颯さんも、こちらの美弥さんと結婚を考えていらっしゃいますし、私も、今、颯さんとは、別の方とお付き合いしていて、その方と結婚したいと思っています。ですので……私こそ、申し訳ございません」
長い睫毛を伏せると、麻美が、頭を下げて、康二に謝罪をした。