続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
蕎麦屋を出ると、俺は、手元の腕時計を眺めた。実花子との待ち合わせには、まだ30分早い。
俺は、蕎麦屋の真横のスターバックズに入り、ラテを注文した。レジのすぐ隣には、毎年この時期になると販売される、スターバックズのクリスマス商品の販売が、開始されていた。
(そういや、もう来月か)
マグカップや、タンブラー、筆記用具と、赤、白、緑を基調としたクリスマスカラーの商品がずらりと並ぶ。
見れば、猫をかたどった、ペアオーナメントが目に入った。
(美弥が喜びそうだな……)
「すみません、これも追加で」
俺は、サンタ帽子を被ったオス猫とトナカイのツノをつけたメス猫のオーナメントをそれぞれ一つずつ買うと、ラテと共に受け取った。
そして思わず、ふっと笑う。俺の家にクリスマスツリーは、ない。
今まで、クリスマスにクリスマスツリーなんて家に飾ったことも、飾ろうと思ったことも、一度も無かったくせに、美弥が喜びそうだからと、つい買ってしまったオーナメントを眺めながら、俺は、美弥とクリスマスツリーを買って、一緒に飾りつけするところまで想像してしまっている。
俺は、蕎麦屋の真横のスターバックズに入り、ラテを注文した。レジのすぐ隣には、毎年この時期になると販売される、スターバックズのクリスマス商品の販売が、開始されていた。
(そういや、もう来月か)
マグカップや、タンブラー、筆記用具と、赤、白、緑を基調としたクリスマスカラーの商品がずらりと並ぶ。
見れば、猫をかたどった、ペアオーナメントが目に入った。
(美弥が喜びそうだな……)
「すみません、これも追加で」
俺は、サンタ帽子を被ったオス猫とトナカイのツノをつけたメス猫のオーナメントをそれぞれ一つずつ買うと、ラテと共に受け取った。
そして思わず、ふっと笑う。俺の家にクリスマスツリーは、ない。
今まで、クリスマスにクリスマスツリーなんて家に飾ったことも、飾ろうと思ったことも、一度も無かったくせに、美弥が喜びそうだからと、つい買ってしまったオーナメントを眺めながら、俺は、美弥とクリスマスツリーを買って、一緒に飾りつけするところまで想像してしまっている。