Say I love you狼殿下も手におえない子爵家のジャジャ馬娘のお相手選びww
昼飯争奪戦
🐞11
「みんなーご苦労だったナ」
「ウイイ━━━━━━━ッス!」
賄いに並んだ鳥の唐揚げ
🦐フライ南瓜のポタージュに
ステーキの切り落とし肉
総勢30人は居るだろうか!
厨房がホールより先に飯を食う。
「いただきマース」
の号令で箸とフォークと手が飛び交う。
「新入りパン持ってコイ」
フローレンスは知らん振りして
返事をしないで肉を食う‼️
「コラ新入り!!🤬💢」
親方の怒りは爆発
ヤバ「ヘーイ」
唐揚げを二三個掴んで腰をあげる。
ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"あの人数だ直ぐ無くなる
🍞を見つけるとその場で、一先ず唐揚げを堪能する。
ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"しながら親方の元へ
走る。ŧ‹”ŧ‹”
やっぱり唐揚げはなくなって💦
野菜の飾りだけが残っていた
ステーキ🥩の切り落としなんて
皿には1切れもない。
「新入り 🍞をよこせ」
「グスッグスッ親方酷い
こき使うだけこき使って
エビフライもステーキも唐揚げも
ないですやんか!!」
「うるさい!!
ホレボイッ⌒゜」
鶏の🦴が飛んで来た!
イテッ
「ワハハハハ
一丁前になってから🤬💢言え!!」
「ス、ステーキは?」
「・・・・ナイ!!」
「カニは?」
「アレェねーよ」ブヒャヒャヒャ
親方は持って来たパンに野菜を
挟んでバクり
あ、あんまりですゼ😭💦
フローレンスの泣き落としは
通用しない。
「あはははは,、'`,、'`,、'`,、'`,、`,、'`,、'`,、'`,、'`ホールへでも
いけ!!
女みたいなお前は使いっパシリ
しか役にたたんだろう
,、'`,、'`,、'`,、'w`,、'`,、'`,、'`,、'`」
親方が笑ってるのを見て
「あーっ」
何かをみつけた
フローレンスは
ダッシュε=ε=ε=ε=
親方のそばにハムを見つけた。
口に入れれば勝ちだ。
親方のデカい目がフローレンスを
捕えニンマリ
見事な速さでハム入の皿を
「あー」
フローレンスが叫ぶと同時に
持ち上げ口にガブガブと
ハムを流し込んだ。
ハ、ハァァァ ︎・・・・・・ヒ、ヒドイ
「早いモン勝ち!!覚えとけ笑」
親方はムキムキな腕を披露し
中指をたてた🖕
ガックリしていると ピコーン💡
「そっか」思いついた。
こんなとこで晩飯争奪戦を
している暇はない。
フローレンスはダッシュでメイド服と
コック服をまたまたーチェンジー!!
バタバタと走る。
「みなさーん揃いましたか?」
メイド達は厨房より人数が多いため
分けて賄いを食べる‼️
「いただきマース」
ハッハッハッハ
息を切らしながらも
チャッカリとフローレンスも席に着いた。
野郎親父達と違って
フルーツもパンもステーキの
切り落としもある。
ガサツな厨房と違って皆
ゆっくりと食事を取る。
ここでは5本指もいらない
フォークとナイフが使えるうぅぅ
厨房の右手左手で掴んで食べなく
てもいい。
争奪戦もない
汚れた手を服にねたくらなくて
いい。
ちゃんとナプキンもある。
スープもホカホカ
食べるって幸せ💞
フローレンスは腹いっぱい食べた。
あの野郎親父達には品もマナーも
感じられなくガサツなくせに
料理は格上の上等品
さすがウィリアム・スミスの
調理人ŧ‹”ŧ‹”
「ねえねえ聞いた?」
「なに?」
隣に座ったメイドのカレン、ローラが話し始めた。
「ロレンツオ様とリア様が
メイド全員にプレゼントが
あるんですって!
食事が終わったら会場に
1人残らず集合らしいよ。」
「え━━━━━━━━━━━っ
ホント?」
そこにいた全員の声が上がる。
「キャー💓💞」
「ロレンツオ様派、リア様派?」
皆食事をそっちのけでワイワイ。
フローレンスもコーンスープを
飲む手が止まる
「なんか商品券らしいよー」
ウハ商品券💰
フローレンスの目も!(¥..¥)!
フローレンスは金に弱い。
商品券でもWelcome
少しでも子爵家に仕送りを増やしたい。そう、障害を持った老人がゴロゴロいるのだ。
金目の物ならなんでも欲しい。
「バイトさん集まれ」
食事が終わり跡片付けも終わり
身支度をしていると
一人一人日給が支払われた。
茶封筒に入った給金を受け取り
名前と拇印を押す。
「帰りは会場を抜ける事ー
リア殿下とロレンツォ殿下から
商品券が支給されますよ。」
ザワザワと歓喜の声が上がる。
「・・・」
会場を覗き見すると
リア殿下とロレンツオ殿下が
ふんぞり返って長い超豪華で
キンキラキンのソファに腰掛けて
リアは足を広げ、ロレンツォは
長い足を組んで鋭い目をしていた。
その前を横切って商品券の
元へ向かうようだ。
どうやら一人一人目通しをして
フローレンスを確保する計画
のように思えた!!
商品券はエサだ!
「ヤバヤバヤバ商品券は欲しいが
捕まりたくない!」
ココは大人しく裏口からぬけるか?
デモ商品券ほしい ・・・・・。
捕まりたくない!
究極の二択
「あ、君コレ焼却炉に持って
行って。」
黒服の執事さんから渡された箱の
中には割れたメガネやカツラが
あった。
「は、はい。」
「疲れてるとこごめんね。」
優しそうな60位の彼はニコニコ
しながらすまなそうに言った。
「いえいえ分かりました。」
渡りに船
焼却炉へ行くとめぼしいものが
ないか箱を漁る
あったあった、フローレンス
はスキップしながら
御機嫌で化粧室へとむかう。
両面テープで目尻を下げ
瞼と瞼をピタ
水性マジックでソバカスを書く
メガネのレンズを外して伊達メガネ
あとはTシャツにジーンズ
これがフローレンスと
分かるなら天才👏
フローレンスが会場に着くと
もう長蛇の列
一人一人、殿下等の前を
通過するのを遠目に見て
┣¨‡┣¨‡┣¨‡┣¨‡┣¨‡┣¨‡
心臓は手に持っているように
バクバクバクバクバクバク
フローレンスも1歩を踏み出した。
何故か足が重い。
ドキドキドキドキ
遂に殿下等の前を歩く
気のせいか沢山の
ギラギラ視線が刺さる。
┣¨‡┣¨‡┣¨‡┣¨‡┣¨‡┣¨‡
「君!!」
ビクッ!!\(‧̣̥̇꒪ᗜ꒪)/=͟͟͞͞
突如リア殿下のお付が声を上げた。
バクـ♡ﮩ٨ـﮩﮩ٨ﮩ
バクッﮩ٨ـﮩﮩ٨ـ♡ﮩ٨ـﮩﮩ٨ﮩﮩ
バクッﮩ٨ـﮩﮩ٨ـ♡ﮩ٨ـﮩﮩ٨ﮩﮩ
フローレンスも足が止まる。
ガクガク
「シュシュおちたよ。」
フローレンスの後ろの子に
声をかけたようだ。
リア殿下もロレンツオ殿下も
ご注目沢山の視線が集中するのを感じた。
フローレンスは
ホッと胸を撫で下ろす。
「あ、ありがとうございます。」
彼女は緊張気味にお礼を言った。
ふぅ━━━━━━━━━━━━っ!!
フローレンスは、心臓を軽く押さえるゲートまでもう少しなのに
「びっくりしたなぁ、
ε-ホッモゥ」
ゲートを抜けると商品券が渡されたフローレンスは今までの┣¨‡┣¨‡を忘れ、今度は期待の┣¨‡┣¨‡
白い封筒に鈴蘭のスタンプが
はられた四角い封筒をあけた。
⊙⊙!!スゲー
182.29ルド(約2万円)もあった。
もう1つの封筒は向日葵の印の
押された封筒
同額・・・や、ヤッタ━━━━━━!!!
フローレンスは突然の棚ぼたに
わーいわーい
お年玉をもらった子供状態
超ご機嫌。
「滅茶苦茶嬉し━━━━━━い」
ルルルンルルルン~
ルルルルル~ン
商品券を手に掲げてクルックル回る。
ヤッター🙌/ヤッター🙌/ヤッタッター🙌
フローレンスは明日郵便局により
子爵家に送金すると決めた!
メリー宛に!
父宛に送るとあやしまれる。
今日の給金と合わせれば屋敷中の
二,三日の食費ぐらいには
なるだろう。
ウィリアム・スミス邸には
高級車がズラズラズラーリと並んで
正門への車の列が続いている。
数人の令嬢の中にエリンの姿も見える、きっとリア殿下を出待ちしているのか?
御苦労なこった。
フローレンスの家には車と言えば
軽トラと決まっている。
年寄りには荷物運びや病人を寝か
して運ぶ必要不可欠な車。
何より高齢者が運転するが安全運転
軽トラが無ければ生活が困難。
こんなペカペカ光る高級車より
頼りになる。
人を運ぶだけじゃなく
荷物も運べる。
フローレンスは車の列を割
裏門へと向かう。
その途中には馬小屋と犬が数匹
飼われていた。
やはりここの犬も真っ黒黒
背筋も伸びて美しいが恐ろしくも
ある。
金持ちはドーベルマンを飼っている説は本当だった。
一斉にワンワンワンと鳴き出した!
\\WwwONE ONE ONE////ガルルw
何匹かのドーベルマンが飛びかかそうな勢いで走ってきた。
その時、頭の中でメリーの
声がした。
「お嬢様犬は元々母性本能が
あって敵とみなさない限りは
大丈夫です
子守りをする犬もいるくらい
なんですよ。」
フローレンスは裏庭の芝生の上でゴロン横になった。
死んだフリ
犬達は暫くフローレンスを胡散臭く 思っていたのか匂いを嗅いだり全身を嗅ぎ回っていた
ドキドキ ドキドキ
1匹の犬が足を上げた
ギャッやべーやっ
フローレンスは反転し危機を逃れた
ジャ━━━━━━━━━🐾💦
大量のイヌの立ちション!!
アチラコチラから足を上げられ
立ちション三昧
「ギャッ止めて!」
フローレンスが走り出すと犬も走り一斉にほえ出した
\\ONE ONE ONE ONEꐕ////
「しまった、男犬ばかり
男犬に、母性本能はないのか?」
メス限定か?
フローレンスは犬に脅されながら
馬小屋に逃げ入った。
ブッヒヒィーン
馬の嘶きが犬をビビらせた。
野郎犬は耳を下げてうしろに引き下がる。
フローレンスは犬に向かって
「ばぁーか!!
ボンクラ犬め、いい人と悪い奴の
区別もできんのか?
犬学校からやり直せ〜アホ」
とウルウルと馬を見る。
黒黒とした睫毛は長く
優しそうな雰囲気の馬
ヤッパ馬の方が格上
お礼に馬の足をマッサージして
あげた。
ウィリアム・スミス夫人が
足マッサージを喜んだように
馬も気持ち良さそうに
していた。
ああ、この馬が犬を追い払って
くれた。
イエス・キリスト様も馬小屋で
生まれたと聞く
馬小屋は暖かく積まれた干し草は
柔らかい。
神様が選んだ場所だけはある。
あー今日は
走ったり、こき使われたり
散々な日
フローレンスはやっと足を伸ばして眠れた。
又外は賑やかだ
沢山の人が馬小屋に入ったリ
出たり
フローレンスは気にする事無く
馬に隠れて干し草の
中でグッスリねむった。
🌙
☀️🌱太陽が登り始め青い夜が明け
始めた。
フローレンスはまだ薄暗いウチに
歯磨きセットを持って噴水まで
歩く。
髪を洗い歯磨きを済ませ
体を拭いた。
申し訳無かったけど体が
ベトベトして気持ち悪かった
昨日あれだけ働いたのだ。
汚いのだ・・・・
暫く風に当たっていたら髪も乾いた
馬小屋に戻ると馬の鬣を撫でながら
「馬さん、ありがとうございました
お陰で良く眠れました。」
とお礼を言ってウィリアム・スミス邸を出た。
一宿一飯のお礼は馬だったとしてもバカにせず敬意をはらう。
道を歩いていると2つの部隊と遭遇した。
ウィリアム・スミス邸に向かって
ジャンジャンと
車の列は流れていった。
「みんなーご苦労だったナ」
「ウイイ━━━━━━━ッス!」
賄いに並んだ鳥の唐揚げ
🦐フライ南瓜のポタージュに
ステーキの切り落とし肉
総勢30人は居るだろうか!
厨房がホールより先に飯を食う。
「いただきマース」
の号令で箸とフォークと手が飛び交う。
「新入りパン持ってコイ」
フローレンスは知らん振りして
返事をしないで肉を食う‼️
「コラ新入り!!🤬💢」
親方の怒りは爆発
ヤバ「ヘーイ」
唐揚げを二三個掴んで腰をあげる。
ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"あの人数だ直ぐ無くなる
🍞を見つけるとその場で、一先ず唐揚げを堪能する。
ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"しながら親方の元へ
走る。ŧ‹”ŧ‹”
やっぱり唐揚げはなくなって💦
野菜の飾りだけが残っていた
ステーキ🥩の切り落としなんて
皿には1切れもない。
「新入り 🍞をよこせ」
「グスッグスッ親方酷い
こき使うだけこき使って
エビフライもステーキも唐揚げも
ないですやんか!!」
「うるさい!!
ホレボイッ⌒゜」
鶏の🦴が飛んで来た!
イテッ
「ワハハハハ
一丁前になってから🤬💢言え!!」
「ス、ステーキは?」
「・・・・ナイ!!」
「カニは?」
「アレェねーよ」ブヒャヒャヒャ
親方は持って来たパンに野菜を
挟んでバクり
あ、あんまりですゼ😭💦
フローレンスの泣き落としは
通用しない。
「あはははは,、'`,、'`,、'`,、'`,、`,、'`,、'`,、'`,、'`ホールへでも
いけ!!
女みたいなお前は使いっパシリ
しか役にたたんだろう
,、'`,、'`,、'`,、'w`,、'`,、'`,、'`,、'`」
親方が笑ってるのを見て
「あーっ」
何かをみつけた
フローレンスは
ダッシュε=ε=ε=ε=
親方のそばにハムを見つけた。
口に入れれば勝ちだ。
親方のデカい目がフローレンスを
捕えニンマリ
見事な速さでハム入の皿を
「あー」
フローレンスが叫ぶと同時に
持ち上げ口にガブガブと
ハムを流し込んだ。
ハ、ハァァァ ︎・・・・・・ヒ、ヒドイ
「早いモン勝ち!!覚えとけ笑」
親方はムキムキな腕を披露し
中指をたてた🖕
ガックリしていると ピコーン💡
「そっか」思いついた。
こんなとこで晩飯争奪戦を
している暇はない。
フローレンスはダッシュでメイド服と
コック服をまたまたーチェンジー!!
バタバタと走る。
「みなさーん揃いましたか?」
メイド達は厨房より人数が多いため
分けて賄いを食べる‼️
「いただきマース」
ハッハッハッハ
息を切らしながらも
チャッカリとフローレンスも席に着いた。
野郎親父達と違って
フルーツもパンもステーキの
切り落としもある。
ガサツな厨房と違って皆
ゆっくりと食事を取る。
ここでは5本指もいらない
フォークとナイフが使えるうぅぅ
厨房の右手左手で掴んで食べなく
てもいい。
争奪戦もない
汚れた手を服にねたくらなくて
いい。
ちゃんとナプキンもある。
スープもホカホカ
食べるって幸せ💞
フローレンスは腹いっぱい食べた。
あの野郎親父達には品もマナーも
感じられなくガサツなくせに
料理は格上の上等品
さすがウィリアム・スミスの
調理人ŧ‹”ŧ‹”
「ねえねえ聞いた?」
「なに?」
隣に座ったメイドのカレン、ローラが話し始めた。
「ロレンツオ様とリア様が
メイド全員にプレゼントが
あるんですって!
食事が終わったら会場に
1人残らず集合らしいよ。」
「え━━━━━━━━━━━っ
ホント?」
そこにいた全員の声が上がる。
「キャー💓💞」
「ロレンツオ様派、リア様派?」
皆食事をそっちのけでワイワイ。
フローレンスもコーンスープを
飲む手が止まる
「なんか商品券らしいよー」
ウハ商品券💰
フローレンスの目も!(¥..¥)!
フローレンスは金に弱い。
商品券でもWelcome
少しでも子爵家に仕送りを増やしたい。そう、障害を持った老人がゴロゴロいるのだ。
金目の物ならなんでも欲しい。
「バイトさん集まれ」
食事が終わり跡片付けも終わり
身支度をしていると
一人一人日給が支払われた。
茶封筒に入った給金を受け取り
名前と拇印を押す。
「帰りは会場を抜ける事ー
リア殿下とロレンツォ殿下から
商品券が支給されますよ。」
ザワザワと歓喜の声が上がる。
「・・・」
会場を覗き見すると
リア殿下とロレンツオ殿下が
ふんぞり返って長い超豪華で
キンキラキンのソファに腰掛けて
リアは足を広げ、ロレンツォは
長い足を組んで鋭い目をしていた。
その前を横切って商品券の
元へ向かうようだ。
どうやら一人一人目通しをして
フローレンスを確保する計画
のように思えた!!
商品券はエサだ!
「ヤバヤバヤバ商品券は欲しいが
捕まりたくない!」
ココは大人しく裏口からぬけるか?
デモ商品券ほしい ・・・・・。
捕まりたくない!
究極の二択
「あ、君コレ焼却炉に持って
行って。」
黒服の執事さんから渡された箱の
中には割れたメガネやカツラが
あった。
「は、はい。」
「疲れてるとこごめんね。」
優しそうな60位の彼はニコニコ
しながらすまなそうに言った。
「いえいえ分かりました。」
渡りに船
焼却炉へ行くとめぼしいものが
ないか箱を漁る
あったあった、フローレンス
はスキップしながら
御機嫌で化粧室へとむかう。
両面テープで目尻を下げ
瞼と瞼をピタ
水性マジックでソバカスを書く
メガネのレンズを外して伊達メガネ
あとはTシャツにジーンズ
これがフローレンスと
分かるなら天才👏
フローレンスが会場に着くと
もう長蛇の列
一人一人、殿下等の前を
通過するのを遠目に見て
┣¨‡┣¨‡┣¨‡┣¨‡┣¨‡┣¨‡
心臓は手に持っているように
バクバクバクバクバクバク
フローレンスも1歩を踏み出した。
何故か足が重い。
ドキドキドキドキ
遂に殿下等の前を歩く
気のせいか沢山の
ギラギラ視線が刺さる。
┣¨‡┣¨‡┣¨‡┣¨‡┣¨‡┣¨‡
「君!!」
ビクッ!!\(‧̣̥̇꒪ᗜ꒪)/=͟͟͞͞
突如リア殿下のお付が声を上げた。
バクـ♡ﮩ٨ـﮩﮩ٨ﮩ
バクッﮩ٨ـﮩﮩ٨ـ♡ﮩ٨ـﮩﮩ٨ﮩﮩ
バクッﮩ٨ـﮩﮩ٨ـ♡ﮩ٨ـﮩﮩ٨ﮩﮩ
フローレンスも足が止まる。
ガクガク
「シュシュおちたよ。」
フローレンスの後ろの子に
声をかけたようだ。
リア殿下もロレンツオ殿下も
ご注目沢山の視線が集中するのを感じた。
フローレンスは
ホッと胸を撫で下ろす。
「あ、ありがとうございます。」
彼女は緊張気味にお礼を言った。
ふぅ━━━━━━━━━━━━っ!!
フローレンスは、心臓を軽く押さえるゲートまでもう少しなのに
「びっくりしたなぁ、
ε-ホッモゥ」
ゲートを抜けると商品券が渡されたフローレンスは今までの┣¨‡┣¨‡を忘れ、今度は期待の┣¨‡┣¨‡
白い封筒に鈴蘭のスタンプが
はられた四角い封筒をあけた。
⊙⊙!!スゲー
182.29ルド(約2万円)もあった。
もう1つの封筒は向日葵の印の
押された封筒
同額・・・や、ヤッタ━━━━━━!!!
フローレンスは突然の棚ぼたに
わーいわーい
お年玉をもらった子供状態
超ご機嫌。
「滅茶苦茶嬉し━━━━━━い」
ルルルンルルルン~
ルルルルル~ン
商品券を手に掲げてクルックル回る。
ヤッター🙌/ヤッター🙌/ヤッタッター🙌
フローレンスは明日郵便局により
子爵家に送金すると決めた!
メリー宛に!
父宛に送るとあやしまれる。
今日の給金と合わせれば屋敷中の
二,三日の食費ぐらいには
なるだろう。
ウィリアム・スミス邸には
高級車がズラズラズラーリと並んで
正門への車の列が続いている。
数人の令嬢の中にエリンの姿も見える、きっとリア殿下を出待ちしているのか?
御苦労なこった。
フローレンスの家には車と言えば
軽トラと決まっている。
年寄りには荷物運びや病人を寝か
して運ぶ必要不可欠な車。
何より高齢者が運転するが安全運転
軽トラが無ければ生活が困難。
こんなペカペカ光る高級車より
頼りになる。
人を運ぶだけじゃなく
荷物も運べる。
フローレンスは車の列を割
裏門へと向かう。
その途中には馬小屋と犬が数匹
飼われていた。
やはりここの犬も真っ黒黒
背筋も伸びて美しいが恐ろしくも
ある。
金持ちはドーベルマンを飼っている説は本当だった。
一斉にワンワンワンと鳴き出した!
\\WwwONE ONE ONE////ガルルw
何匹かのドーベルマンが飛びかかそうな勢いで走ってきた。
その時、頭の中でメリーの
声がした。
「お嬢様犬は元々母性本能が
あって敵とみなさない限りは
大丈夫です
子守りをする犬もいるくらい
なんですよ。」
フローレンスは裏庭の芝生の上でゴロン横になった。
死んだフリ
犬達は暫くフローレンスを胡散臭く 思っていたのか匂いを嗅いだり全身を嗅ぎ回っていた
ドキドキ ドキドキ
1匹の犬が足を上げた
ギャッやべーやっ
フローレンスは反転し危機を逃れた
ジャ━━━━━━━━━🐾💦
大量のイヌの立ちション!!
アチラコチラから足を上げられ
立ちション三昧
「ギャッ止めて!」
フローレンスが走り出すと犬も走り一斉にほえ出した
\\ONE ONE ONE ONEꐕ////
「しまった、男犬ばかり
男犬に、母性本能はないのか?」
メス限定か?
フローレンスは犬に脅されながら
馬小屋に逃げ入った。
ブッヒヒィーン
馬の嘶きが犬をビビらせた。
野郎犬は耳を下げてうしろに引き下がる。
フローレンスは犬に向かって
「ばぁーか!!
ボンクラ犬め、いい人と悪い奴の
区別もできんのか?
犬学校からやり直せ〜アホ」
とウルウルと馬を見る。
黒黒とした睫毛は長く
優しそうな雰囲気の馬
ヤッパ馬の方が格上
お礼に馬の足をマッサージして
あげた。
ウィリアム・スミス夫人が
足マッサージを喜んだように
馬も気持ち良さそうに
していた。
ああ、この馬が犬を追い払って
くれた。
イエス・キリスト様も馬小屋で
生まれたと聞く
馬小屋は暖かく積まれた干し草は
柔らかい。
神様が選んだ場所だけはある。
あー今日は
走ったり、こき使われたり
散々な日
フローレンスはやっと足を伸ばして眠れた。
又外は賑やかだ
沢山の人が馬小屋に入ったリ
出たり
フローレンスは気にする事無く
馬に隠れて干し草の
中でグッスリねむった。
🌙
☀️🌱太陽が登り始め青い夜が明け
始めた。
フローレンスはまだ薄暗いウチに
歯磨きセットを持って噴水まで
歩く。
髪を洗い歯磨きを済ませ
体を拭いた。
申し訳無かったけど体が
ベトベトして気持ち悪かった
昨日あれだけ働いたのだ。
汚いのだ・・・・
暫く風に当たっていたら髪も乾いた
馬小屋に戻ると馬の鬣を撫でながら
「馬さん、ありがとうございました
お陰で良く眠れました。」
とお礼を言ってウィリアム・スミス邸を出た。
一宿一飯のお礼は馬だったとしてもバカにせず敬意をはらう。
道を歩いていると2つの部隊と遭遇した。
ウィリアム・スミス邸に向かって
ジャンジャンと
車の列は流れていった。