Say I love you狼殿下も手におえない子爵家のジャジャ馬娘のお相手選びww
🦆55


三人に引っ張られ渋々産婦人科入り

「ゲツ」
フローレンスは診察台を見てビビる

「下着を脱いで寝て下さい」

「ゲツ」

し、下着ってパンツ?パンツ
脱ぐの?中身がみえるじゃん

初めての診察に衝撃を受ける🩺
中身が見えないと診察出来ない
事実を知らない。

「あの〜う
無理です。
もうちょいハッキリしてから
出直します!エヘヘ」


看護師さんはびっくり
「ハッキリさせる為の産婦人科
でしょ
赤ちゃんが元気か調べるのも
産科の仕事、赤ちゃんの体調を
甘く見ちゃ駄目です」

「兎に角ウチは人気で忙しいんで
早くして!💢」
叱られながら渋々超恥ずかしい
お股を・・・Www

リアにしか見せた事がない
中心、じーぃちゃん先生が診察

オレンジっぽいツヤツヤとした
ハゲ頭が接近!

言い方を変えればベテラン
ヨボヨボだけど腕は良いらしい
産科の駐車場は満杯
不安不安、

顔を赤くして、思い切る!
やるしかない雰囲気の中、看護師さんは
ε=( ̄。 ̄;)フゥっと呆れた溜息

「皆やってる事よ
恥ずかしさより子供の事
心配しないでどーするの!
貴方、母親でしょ」


まだ妊娠してるか分からないけど
妊娠してたら・・・
子供が・・

「ぇーい!パカッ‪⸜‪‪‪‪‪︎🐣⸝‬‪‪」
勢い良くOPEN Theお股

「妊娠三ヶ月です。」

それを聞いた、リリアはびっくり
「奥様三ヶ月ですって!」
手を叩いて三人は大喜び

「さ、三ヶ月??」
3人は直ぐ逆算を始めた
出産予定日から十月十日前って・・・

妊娠と聞けば何時作ったか知りたいのは同じ.変な興味が湧いてくる三人はすぐ逆算
だろうがあれからほぼ毎日

デモ

リアと関係を持って直ぐ妊娠 か?
子作りが上手いのか?
リアの才能か?

体の中にもう一つ体がある不思議な気持ち

「大事にしなくちゃ」
あんだけ嫌がった産婦人科の先生
や看護師さんにお礼を繰り返し

フローレンスは直ぐ登城する
電話じゃなくて口で伝えたい。

二人の関係はまだ発表されていない
護衛兵、側近、のみが知る話




「フローレンス様?ですか?」
そう言うと受付に
パソコンがパチパチパチと響いた。

「えーとお約束の名簿には
ありませんが・・・
今、殿下は大事な来客中で確認迄
お時間下さい。」

えーっコッチは妊婦なのに?
さっき分かったばかりのホヤホヤ
妊婦だけど妊婦には変わりない!

此処で待っの?
と思ったがアポ無しで来たのは
コッチのミス

渋々丸椅子に座る
若い娘だからか対応が雑

1時間、2時間
悪阻の吐気が・・
「うっ!」
フローレンスは立ち上がり
ドタバタバタ

トイレの場所を探す
正門からあんまし入ったことが無くWC.WC.WC
ない〜
仕方なくエレベーターに乗り込む

「コッチはリアの子を妊娠してるし王太子の部屋まで行くゾ」


「お待ち下さい
どちら様ですか?
何の御用件でしょうか?」

エレベーターを降りるとメガネ👓
にスーツ厳しそうな30代位の
女性がフローレンスの腕を引
睨みつけてきた!

ウワッ
こんな人いた?
フローレンスは頭を回転しながら
考える。


「ああ、リアの知り合いです
大丈夫ですから」


彼女の目は細まり怪しそうに
見てきた。


「とにかくこちらへ
今大事な御用で殿下はお忙しく
あなたに構う暇はございません。」


「おいぃ。もうすぐ后様になる
予定の者ですよ」
フローレンスが咄嗟に騒ぐと

(≧ω≦。)プププ

彼女は吹き出して笑い出した😄

「あのねぇ今殿下は
お見合い中‼️」


(๑꒪ㅁ꒪๑)"え?「見合い?」

「何処の誰か知らないけど
嘘は・・'`,、ꉂ(⊙ꇴ⊙)アハハダーメ!
バレバレ
よくここまで入れたわね!」

「見合い?嘘」
フローレンスはポカーン!

「‎‎ふぅー.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ仕方ないわね
騒がれたら困るから
此処で待ってなさい!」
彼女は階段にフローレンスを
座らせ

「もう直ぐ終わるから」
シーッ☝
「音を立てては駄目よ。」

仕方ないので言われた通り静かに
待っ!
驚いたせいか悪阻が治まって来た
何も食べれないから何も出ないかも


「ウフフ殿下
お約束ですよ
映画楽しみにしておりますね。」


「分かりました
私も楽しみにしていますよ。」


栗色の髪をワックスで撫で上げ
紺の上質なスーツ
イケメン丸出しなリア

「はぁ😮‍💨またか!」
遊び癖は治ってないと確信

彼女はクルクルカールが腰まで
なびき長いメッシュの髪が
ブラウンに薄い黄色
上品で美しい大人のオンナ

2人は軽いハグをしている
ドヤドヤドヤと何処にいたのか
ガタイのいいSpが彼女を取り囲みエレベーターに消えた。


「お見送りはどうされますか?」
厳しいスーツの彼女がリアに近寄り
聞いていた。

「勿論直ぐ行く」
リアが答えると厳しい彼女の後ろからフローレンスが

「結婚おめでとう👏パチパチ」

「何言ってる結婚は
まだはや・・」

リアは彼女の後ろからチョコン
と顔を出すフローレンスが
手を叩いて👏オメデトウ、オメデトウ


固まる。
フッとそれに気づいた厳しい彼女は

「あ、あぁあすみません
この娘が、お見合い中だと言うのに帰らないので
騒がれるのは困るので
私の責任で見張っておりました。」



「おねえさん
すみませんデシタ!」
と言うと
フローレンスはリアの足を
グリグリグリ

ウワッ

おねえさんは騒ぐなと言ったくせに自分は大騒ぎ

「部無礼者!
誰か
誰か取り押さえよ!」
厳しいスーツのおねえさんは
叫んだ!


「いや、いい」
リアは静かに低い声で言う。

「なーにがいや、いいだ!
良くナイワ」
フローレンスはリアのモノマネを
しつつ罵倒する。

「すまんフローレンス」
フローレンスの足元に土下座をするリアを見て、スーツのお姉さんは
ㅇ.ㅇ!ビックリ

しかも足で頭をグリグリ踏んずけるフローレンスを見た彼女は

「なっ、何をする💢」
おねえさんはフローレンスを
跳ね除けた

ドンッ💥
「無礼者」
フローレンスは吹っ飛び床に
倒れた。
イタッ
お腹を気にして縮こまるフローレンスに

「無礼千番!」
フローレンスを抱えあげ
バッシ━━━━━━━ン
またフローレンスはぶっ飛んだ!

「殿下ココは私に任せて
お見送りの方を」

とリアをせかせる。

動かないフローレンスをリアが
近寄り

「どうした、どうした
フローレンス!」


「お、お腹、お腹」

「い、医者を医者を呼べ
早く早くしろ‼️」


「ですがお見送りは」
「そんなことどうでも良い!
早くしろ‼️💢」

リアの怒りの声に
何人かが駆け込んで来て
フローレンスは
リアの自室のベットに寝かされた。


「切迫流産の危険があります」


「切迫、流産?
フローレンスは妊娠しているのか?」

「ハイ、三ヶ月に入った所
でしょう。」


リアの怒りはあのお姉さんに向いて
いた。

彼女は捕まり牢に入れられた
事の次第を知って
呆然とする。

「知らなかったんです
殿下を踏みつけたから咄嗟に
体が動いて」
と弁解した。
しかもあのカール、アンダーソンの
妹だと知り震えていた。




リアもフローレンスに張り付くように看病した。
長い長い夜はリアを後悔の念で
苦しませた。



刻刻と時間は過ぎているはずなのに
一向に目を覚まさないフローレンスの髪を撫でながら溜息をつく。

朝になり、昼が来てフローレンスがやっと目を覚ました。


リアは安心したのかホッとした
表情を見せた。

「大丈夫か?」

「赤ちゃんは?」
フローレンスは弱々しい声をだす。

「未だ分からない、安静にと
言われている。」


「リア
ごめんなさいつい
カッとしてあんな事しちゃった

あなたはもう裏切らないと
信じてたから・・
頭に来たの、あなたを引き裂いて
も気がおさまらない!
裏切らない裏切らないって
なんで嘘つくの!」


「分かってる。
俺が悪い」

「また悪い浮気虫が騒ぎ出したんだね。」

「違う、そんなんじゃない!」


「もう無理じゃない私達
今日、映画の約束してたよね
早く行きなよ!
邪魔してゴメン」

フローレンスはコロンと横向きに
なろうとした。

「ダメだ、上を向いていないと!」

咄嗟にリアが止める。

「リア、この子は諦めるから
私を家に返して
大伯母様の所へ」

「駄目だ!
そんな事をしたらもう絶対
結婚を許して貰えない!
君をこんな目に合わせたのだから
きっと怒っているだろう。
君を帰したら
もう会わせて貰えないかも
知れない!」


手をガシッと握り震えるリアに

「心配ないよ。
あなたはあの女性と
結婚するんでしょ
ならいいじゃない!」

それを聞いてリアは弁解する。


「結婚!
彼女と確かに見合いした
しかし見合いとは聞いていなかった
見合いと知らされたのは
彼女とお茶をした席でだ

だから
俺には結婚を決めている相手が
いることを伝えた!」


フローレンスはビックリした顔をする
「信じらレない」



「映画は結婚を断った詫びの
つもりで・・」

「じゃあハグは?ハグ!」


「は?ハグ
みんなやってるじゃないか
挨拶だろ!💢

「チッ、アヤシイ」

それより妊娠をなんで教えて
くれなかった?そっちが
ムカつく💢」

「今日知らせに来たのよ
今日、病院で三ヶ月って言われた。電話じゃなくて面と向かって
伝えたかった。」


「・・三ヶ月過ぎるまで
気づかなかったのか?」


「いいじゃん
そりゃー、気にはなってたけど
避妊してたでしょ」


「いや、して無い!
自然のまま」




「はぁー💢
早く言ってよー💢( ー̀εー́ )プンスカ!

デモもう別れよう!
幸い私達の事は知られてないし
無理、私頭に来たら
何するかわかんないよ。」


「情緒不安定なのは
俺のせいだ
頭踏まれるくらい、なんでもない
フローレンスにそんだけ俺が
愛されてる証拠
赤ちゃん出来たし婚約発表しよう」



「赤ちゃん駄目かもしれない💦
赤ちゃんに謝りたい(இдஇ`。)」


「静かにねてろ
もう何も心配いらないから」


リアは
全貌をウィリアム、スミス家に
伝えた。

しかし以外な事にスカーレットは
あまり口を出さすにいた。

リアは婚約者が居ることを
見合い相手に伝えていたし

フローレンスも知らぬ事とは
言えヤキモチ妬いて頭を踏んずける
暴力をした。

スーツの彼女もリアを守った
だけなのだ
良く考えると悪い奴がいない。
スカーレットは良く考え
間違った行動をしない。

フローレンスも堪忍袋の緒が切れたとはいえ国主の頭を踏んずける
なんてクスクスクス
「やり過ぎ!」


「ホントに、じゃじゃ馬も
いいとこ!」
ケニーもクスッと笑った。

しかし気になるのは赤ちゃん
せっかく授かった子
それはモーリス、アンダーソンと
妻ルーシには知らせていない

婚約発表まで内緒にしてと
フローレンスからきつく
頼まれていた。

それはフローレンスがもう一回
浮気したら婚約は無し
と決めていたからだ
あんな裏切りを受けたのだ
信用は未だ回復していなかった。



レニーは毎日泣いていた
なんと罪深いことをしたのだろう。
何のお咎めも無かったがレニーは
城をやめた。


そんな時
「レニーさん」

知らない番号からの着信に
レニーはウッカリ出てしまった。

「フローレンスです
会いたいのですが」

「・・・も、申し訳ありません。
・・・わ
わかりました。
会う勇気がありませんが
お詫びをさせてください。」








「もう1ヶ月ね」
ケニーとスカーレットは
カレンダーを見る



ケニーと二人スカーレットは
お茶を飲んでいた。

その時

スカーレットに電話があった
奇跡的に流産は免れたと
側近ハリーからの電話だった。
今日急遽婚約が国民に発表
されるらしい。
TV放送


早く発表した方が悪い虫がつかない
それに国民がリアを見張ってくれる
レニーの様な勘違いも無い

レニーはあれからフローレンスの
護衛になった。




テレビ局は王室からの緊急発表
とだけ言われメディアの人数から
安全面を考えホテルで行うことを
時間と場所を通達した。

各局、海外のクルーが集まった
午後2時そこにはフローレンスの
姿は無かった。



を迎えた。
リアは上下グレーのスーツに
水色のネクタイ
髪はワックスで撫で上げた何時ものヘアースタイル


「おや、殿下はお一人ですね」
アナウンサーガ呟く
会場に入って来るリアを見つけ
当然、婚約者も登場すると思われ
ていたがリアは1人現れた。

TVのワイドショーのMCが疑問
を持つのは当たり前かもしれない。


「もう直ぐ我らの殿下の会見が
始まろうとしています。」
カメラのフラッシュが激しく
一斉に集れ
パシャパシャパシャパシャパシャパシャ

一社一社質問している。
その様子はモーリスアンダーソンウィリアムスミス家
ロレンツォ、国海外がみつめていた。


「お后さまになられるお方は
ご紹介されないのでしょうか?」

リアの顔が一気に緩み 説明する。

「先日切迫流産の危機に
合って今大事を取って入院中です。
結婚式迄、皆さんお楽しみに
して欲しいとおもいます。」


「ご懐妊されていらっしゃる
と言う事ですね
おめでとうございます
どんなお方ですか?」


「隣国王太子、ロレンツオと
奪い合うほど可愛い女性です
僕が告白しました。」

メディアはザワザザワ
「ロレンッオ殿下と?」

「奪い合い?」

「お静かに願います。」
司会者の声がザワついた会見場を
制す。

構わずリアは続ける
「相当なじゃじゃ馬で
やっとつかまえました。
フローレンス愛してるゾ!!」

ニヤニヤデレデレ
メディアもついつられてニヤケてくる。

フローレンスの素性はすぐにバレて隠しようがない、

リアがフローレンスを連れて
歩くようになったからだ!


13月も終わりを迎えフローレンのお腹は六ヶ月安定期を迎えていた。

いよいよ結婚式
国内外に案内状を送り
国はお祭りムード

「ううっ、フローレンス様
お美しい。」

年寄り集合
わざわざ全員使用人をモーリスが連れてきた、それはフローレンス願いでもあつた。

使用人といえど大事な家族
姉達も何年ぶりかでみんなと
会うことができた。
ケニーも孫娘に会う事を喜んでいた。

年寄り達は
豪華なホテルも初めてで
若くないから、ご馳走もあまり
腹に入らない。

死なない程度に食っとくか!
食いすぎても胃もたれする年頃

「お嬢様の、輿入れを見届け
ないと
死ねん。」

年寄りたちは口々に
長生きはするもんだ!と言った。

王室だったがゾロゾロと年寄り
達は花嫁控え室に呼ばれた
皆、一張羅を着て集合

「アンナ、メリーみんな〜」
フローレンスはみんなに花嫁姿
を見せた。



髪は結われ栗色の髪に合うように
可愛らしさと項の綺麗さが
目を奪う。


ぽっこりお腹はご愛嬌

そんなフローレンスをリアと
ロレンツオ、カールとハリー
が目を細めてみていた。


勿論四魔女もめかしこんで
やって来た
城の元同僚達も
こぞってやって来た、

盛大な披露宴



眉を顰める輩も居たがリアの
「差別する奴はこの国には
いらん、年寄り子供が楽しく
暮らせてこそ
我が国なのだ!」

その一言は重く有難く人々の心に
響いた。

フローレンスが沢山の人に愛され
育って来た事がよく分かると
マスコミ、メディアは毎日毎日
取り上げフローレンスは
時の人となった。





☁  ☁  ☁  ☁  ☁  




一斉に放たれた白鳩は
青く広がる空に高く高く
沢山旋回しながら飛んで行く
それはリアとフローレンスに
輝ける未来へと道案内をしている
かのように。



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