明日私は死のう

次の日

「ねぇまだ学校来てるの?」
「もう来ないでよ。てか死ねよ」
死ねだって
死にたいよ。生きたくないよ
死ねって言うなら殺してよ。
殺さないくせに、どうして死ねって言うの…?
飛び降りようかな…それか首吊ろうかな
どっちかならいいよね
もうこの選択しかない
私が
私が死なないと行けないの
もうここで終わりにしてもいい
だから、だから…


「ごめん、トイレ行かせて」
「早く戻ってこいよ?」
紐はポケットに入れてたから、締められる
ありがとう…みんな
ママ、パパ、親不孝な娘でごめんね…







うっ…

苦しい…あれなんかだんだん意識がなくなってくる。
死んじゃうの!?私…やだ、、


「はぁっ、はぁっ、、なんで私自分でほどいてるんだろう…」
いつの間にか自分で紐を首から取っていた
どうして…なんで取ったの?
これを取らなければ
私はもう虐められなくて済んだのに
それなのにどうして自分から離したの?
嫌だよ…もう嫌なんだよ…いじめられたくないのに
学校に行こうとすると吐きそうになったり、リスカしちゃうのに
それなのになんで死ななかったんだろう…
勇気がないからかな
それなら飛び降りなら行けるかもしれない…












「お前もういいや早退してくんない?うざいから」
早退か。ママに迷惑かかっちゃう
でも帰ればもう虐められない
だったら帰っちゃおうかな

「わかった、、」



コンコン


「あっ、花音さんどうしたの?」
「ちょっと気持ち悪くて…」
「そっかそっか、どうする?無理しないようにもう帰る??」
「うん、、」
気持ち悪いのは嘘だ
もう嫌だから
逃げたいから
私は帰ることにした
自分で決めたこと。凛花に言われたからじゃない
と自分に言い聞かせた


「花音大丈夫?」
ママが迎えに来た
ママは何も知らない。私が死のうとしてること、リスカをしていること。
迷惑をかけたくなくって相談してない
「大丈夫だよ。ごめんね」
「帰ろっか」
「うん」
2人で歩くのは久しぶりだな




その後も色んな話をした
ママとこうやって話すのは久しぶりですごい楽しかった
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