落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
「みんなお疲れ様。ごめんね、他に仕事もあったのに、私のほうを手伝ってもらっちゃって」
「いえいえ。救護所の怪我人はもういませんし、薬草茶の仕事はしばらくなさそうですからね」
「あ、そうだったわね。警備隊のみんなが怪我をしなくなったのはよかったけれど、薬草茶の仕事がなくなっちゃったね……」
そう、救護所の注文がなくなれば、薬草茶の出番はない。結果的に私は、ふたりの仕事を奪ったことになるのだ。そう思い落ち込んでいると、ホミが嬉しげに言った。
「ううん。さっきね、待ち時間で出したカモミールのお茶、アリスさんとタニアさんが買っていってくれたんだよ?」
「え、そうなの?」
私は目を丸くして、リンレンを見た。彼も驚いた様子で私を見、そして、ホミに言った。
「へえ。知らなかったよ。でも、待ち時間に試飲してもらうのはいい考えだね。これからもアミュレットを注文しに来たお客さんに出してみようか」
「うん、そうしよう! また売れるかもしれないもんねっ」
「絶対売れるわよ。だって、リンレンとホミの薬草茶、美味しいもの」
「いえいえ。救護所の怪我人はもういませんし、薬草茶の仕事はしばらくなさそうですからね」
「あ、そうだったわね。警備隊のみんなが怪我をしなくなったのはよかったけれど、薬草茶の仕事がなくなっちゃったね……」
そう、救護所の注文がなくなれば、薬草茶の出番はない。結果的に私は、ふたりの仕事を奪ったことになるのだ。そう思い落ち込んでいると、ホミが嬉しげに言った。
「ううん。さっきね、待ち時間で出したカモミールのお茶、アリスさんとタニアさんが買っていってくれたんだよ?」
「え、そうなの?」
私は目を丸くして、リンレンを見た。彼も驚いた様子で私を見、そして、ホミに言った。
「へえ。知らなかったよ。でも、待ち時間に試飲してもらうのはいい考えだね。これからもアミュレットを注文しに来たお客さんに出してみようか」
「うん、そうしよう! また売れるかもしれないもんねっ」
「絶対売れるわよ。だって、リンレンとホミの薬草茶、美味しいもの」