落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
私はアミュレット作りに必要な質問をマインに尋ねた。
込めたい願いはなにか。モチーフをどうするか。色はどうするか、の計三点である。
「そうねえ。作ってもらいたいのは、主人の父、うちのお爺さんのものなの」
と、マインは話を切り出した。彼女が言うには、腰の痛みが酷いお爺さんに、痛みが緩和するようなアミュレットを作って欲しいのだとか。
「色はお任せするわ。あとはモチーフだけど……たとえばどんな感じのものがあるかしら?」
「わかりました。ホミ、見せてあげて?」
「うん、いいよ! どうぞマインさん」
ホミが首から下げたアミュレットを持ち上げると、マインは顔を近付け凝視した。そして、うんうんと頷くと言った。
「これ、素敵ね! ウェアラビットだから、ウサギのモチーフなのでしょ? うちもキツネがいいわ。ウェアフォックスであるのは誇りだもの」
「誇り……なるほど。ええ、もちろんいいですよ! キツネで作りましょう」
二つ返事で引き受けながら、同時にあることを思い付く。
込めたい願いはなにか。モチーフをどうするか。色はどうするか、の計三点である。
「そうねえ。作ってもらいたいのは、主人の父、うちのお爺さんのものなの」
と、マインは話を切り出した。彼女が言うには、腰の痛みが酷いお爺さんに、痛みが緩和するようなアミュレットを作って欲しいのだとか。
「色はお任せするわ。あとはモチーフだけど……たとえばどんな感じのものがあるかしら?」
「わかりました。ホミ、見せてあげて?」
「うん、いいよ! どうぞマインさん」
ホミが首から下げたアミュレットを持ち上げると、マインは顔を近付け凝視した。そして、うんうんと頷くと言った。
「これ、素敵ね! ウェアラビットだから、ウサギのモチーフなのでしょ? うちもキツネがいいわ。ウェアフォックスであるのは誇りだもの」
「誇り……なるほど。ええ、もちろんいいですよ! キツネで作りましょう」
二つ返事で引き受けながら、同時にあることを思い付く。