【夫婦恋愛】ゆきみ(18歳)〜雪が降る
「部長、もうしわけございませんでした…私の手違いで計算書が間違ったことが原因で先方さまから『作り直せ!!』と怒鳴られました…すみませんでした。」
「何をやっているのだお前は!!自分の仕事に責任が持てんのか!?」
「すみませんでした!!」
「支えがほしい…といよるけど、お前は幼なじみの女のコばかりに気ぃ取られてるぞ!!だから大失敗したのだよ!!私は本社に連絡をする…今すぐに計算書を作り直せ!!」
「すみませんでした…」

アタシ・ゆきみ(18歳)のダンナ(39歳)は、部下の男性が考え事をしていたことが原因で大失敗をした。

先方さんに送付した計算書に誤りがたくさん見つかった…

ダンナは『急いで作り直せ!!』と部下に怒鳴りつけたあと、本社へ電話した。

ダンナは、ものすごくつらい声で上の人に知らせた後、先方さんに電話してあやまった。

この日は、クリスマスイブであった。

今夜は、JR高松駅の近くにある全日空クレメントホテルで夜8時からディナーの予約が入っていた。

ダンナと一緒にディナーを楽しんだ後は、ホテルのスイートルームでクリスマスのイルミネーションをながめる〜アタシの初体験…

…と言う流れになっていた。

トラブルが発生したのは昼3時半頃だった。

ダンナとアタシは、夕方5時半にJR高松駅の広場で待ち合わせする予定であった。

この時、アタシはダンナが来てくれるかどうか…と不安になっていた。

アタシは、夕方5時頃にJR高松駅の広場にやって来た。

広場にいるアタシは、ダンナが来る時を待っていた。

駅前の広場の木々や近くにあるサンポートタワーには、色とりどりのイルミネーションが灯っていた。

広場にいるカップルさんたちや家族連れや女のコ同士のグループたちは、楽しくおしゃべりをしながら各々のお店に向かっていた。

ひとりぼっちでベンチに座っているアタシは、ダンナが来る時をずっと待っていた。

クリスマスイブの次の日は…

アタシの19のお誕生日よ…

ねえあなた…

いつになったら、ここに来るの?

いつもだったら…

アタシの元にまっすぐ帰ってくるのに…

きょうにかぎって帰れないなんて…

一体何があったのよ…

アタシの心の中で、ものすごく強い不安感が生じた。

きょうのコーデは、クリーム色のコートを着て足元にベージュのブーツ姿で、白のトートバッグ…である。

メイクは、資生堂マキアージュのアイシャドウとほお紅などで整えた。

きょうはこの日のために…

入念におしゃれしたのよ…

なのに…

ダンナは、どうして来ないの?

アタシはこの時、ダンナと出会った日のことを思い出した。

アタシとダンナが出会ったのは、アタシが高2のクリスマスイブの夜だった。

あの日、アタシは高校の男女7人のグループでレオマ(テーマパーク)へ遊びに行った。

男女7人のグループでレオマに行ったけど、アタシはその時、カレがいなかった。

3組のカップルたちは、ラブラブモード全開で楽しく過ごしていた…

けれど、アタシはひとりぼっちだった…

ひとりでベンチに座っていたアタシは、スマホのパズルゲームで遊んでいた。

その時、アタシは30代後半の男性にナンパされた。

それがアタシのダンナであった。

その後、アタシはダンナと交際を始めた。

もちろん、ダンナと結婚することを前提とした真剣なお付き合いである。

アタシは、高卒後の進路はダンナと結婚すると固く訣《き》めた。

両親と兄夫婦にナイショでダンナと結婚準備を進めた。

ダンナは、アタシと付き合っていた当時、親族からお見合いをすすめられていた。

ダンナは、親族たちに『結婚相手は自分で見つけるから…』と言うてお見合いすることを拒否した。

アタシは、高校の卒業式の翌日にダンナと一緒に婚姻届を市役所に提出した。

その日から、ダンナとアタシの結婚生活が始まった。

ダンナとアタシは、反対されることがこわいから親きょうだい親族たちに結婚したことを報告していない…

こんなことでいいのかな…

アタシは、ものすごく不安になっていた。

ダンナは家庭的な男性《ひと》なので、仕事が終わったあとはまっすぐにアタシの元に帰る…

だからアタシは、家庭的でやさしいダンナが大好き…

休日のデートは、おうちデートが中心であった。

それだけでも、アタシは十分満足している…

だけど…

急な残業が入ったので、帰りが遅くなるなんて…

悲しい…

アタシは、腕時計とにらめっこをしながらダンナが来てくれる時をひたすら待ち続けた。

もしかしたら…

ダンナは…

どこかで…

道にまよったかもしれない…

アタシは、思わず泣きそうになった。

夕方6時50分頃であった。

ところ変わって、市内番町1丁目のオフィスビルの中にあるダンナの職場にて…

部下の男性が作り直した計算書をダンナが確認していた。

ダンナは、本社にファックスで報告書を送った。

その後、おわびの書面に承認印を押した。

ダンナは、部下の人に対して『計算書とおわび書を持って、先方さんの元へわびに行け!!』と怒った。

部下の男性は、もうしわけない声で『ごめいわくをおかけしてすみませんでした…』ダンナに言うたあと、急いでわびに行った。

夜7時半のことであった。

アタシは、外が寒くなったのでクレメントホテルの館内に入った。

アタシは、エントランスのロビーにてダンナが来るのを待っていた。

時計のはりが、少しずつ夜8時に近づいて来た。

同時に、アタシの不安がさらに広まった。

とうとうダンナは…

アタシの元に帰ってこなかった…

悲しい…

アタシは、くすんくすんと泣き出した。

「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…ダンナに会いたい…ダンナに会いたい…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」

そんな時であった。

(トントン…)

アタシの背中を優しくたたく音がした。

アタシが後ろをふりかえった時であった。

ダンナが…

アタシの元に帰ってきた。

「ゆきみ、お待たせ…どうしたの?」
「だって…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…クリスマスイブが…だいなしになっちゃった…ゆきみ…悲しい…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすん…」

ダンナは、くすんくすんと泣いているアタシに、優しく言うた。

「ゆきみ…ホールの時計を見てごらん…」

アタシは、エントランスホールに設置されている時計を見た。

時計のはりは8時に10分前をさしていた。

「8時に10分前だよ…ゆきみ…ごめんね…仕事のトラブルの後始末に時間がかかった…でも…オレは…ゆきみに会いたくなったから…急いでここヘやって来たよ…メリークリスマス…そして明日は…19のハッピーバースデー…ゆきみ…」

アタシは、ダンナの胸にガバっと抱きついたあとくすんくすんと泣いた。

予定通りに、夜8時からホテルのレストランでクリスマスディナーを楽しんだ。

クリスマスディナーのあとは…

アタシの初体験…

アタシはもうすぐ…

ダンナにヴァージンをささげて、女になる…

そう思うと…

ドキドキしちゃう…

深夜11時頃であった。

ところ変わって、スイートルームにて…

アタシは、ユニットバスでシャワーを浴びていた。

腰にタオルを巻いた姿のダンナは、ワインを片手にサンポート高松の周辺の夜景をながめていた。

ベッドに設置されているオーディオから、ピアノクラシックが流れていた。

シャワーを浴び終えたアタシは、白のTシャツ一枚の姿でダンナの元にやって来た。

ダンナは、白のTシャツ一枚の姿を見てドキッとした。

ダンナは、のみかけのワインが入っているタンブラをテーブルの上に置いたあと、アタシのあで姿をじっと見つめた。

白のTシャツから、黒のスロギーのブラレットとビキニショーツが透けて写っていた。

アタシの身体は、110のKカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》・ヒップ100のふくよかすぎる体型である。

ダンナは、白のTシャツから透けて写っているスロギーのブラレットとショーツをドキドキしながら見つめていた。

(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)

見つめられているアタシも、ドキドキしていた。

(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクン…)

やだ…

あなた…

はずかしい…

はずかしいよぅ…

あなた…

そんなにジロジロみないで…

ジロジロみられたら…

ゆきみ…

恥ずかしい…

アタシは、おびえた声でダンナに言うた。

「やだあなた…そんなにジロジロみないで…ジロジロみられたら…ゆきみ…恥ずかしい…」
「ゆきみ…きれいだよ…雪のように…きれいだよ…ぼくは…ゆきみを…ずっと見つめたい…」
「やだ…恥ずかしい…」

(ドクンドクンドクン…ドクンドクンドクン…)

ダンナに見つめられているアタシは、知らないうちに身体から力がぬけた。

同時に、ダンナの腰に巻きつけていたバスタオルが取れた。

「ああああ…」

アタシは、思わずおどろいた。

マッチョ体型のダンナがアタシにせまった。

やだ…

こわい…

ゆきみ…

どうしよう…

あっ…

アタシは、ベッドの上に倒れた。

ダンナは、ベッドに倒れたアタシを強引に抱きしめた。

「ああああ…あなた…あなた…」

(ギュウウウウ…)

ダンナは、アタシの身体を激しく押さえつけた。

「ああああ…ああああ…」

ああ…

苦しい…

苦しい…

そんなに強く押さえつけられたら…

あっ…

ダンナに押さえつけられたアタシは、気絶した。

ダンナは、アタシを気絶させたあと白のTシャツを脱がした。

つづいて、スロギーのブラレットとショーツを脱がした。

ダンナは、気絶したアタシのくちびるにキスをしたあと110のKカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》をキスでむさぼった。

その後、ダンナは気絶したアタシの身体をグチョグチョに汚した。

気絶しているアタシは、ダンナにバリバリ食べられたあとヴァージンをうばわれた。

【おしまい】
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