光舞う、言ノ葉たちよ
そっか、わたし、こんな時間になるまで寝れなかったんだ。
今日も今日とて、睡眠薬をドブに捨ててしまった。
いつからか、上手く寝れなくなった。
真っ暗な世界で馬鹿みたいに輝き続ける月が憎くなった。
そのくせ、暗闇が酷く怖かった。
隣に誰かが居ないと不安で、でも距離を縮められると呼吸が苦しかった。
シンとした静けさの中だとどうしても悪い方向に考えが働いてしまって、大音量で曲を聴いてみたりもした。
歌詞に感動することはあっても、だからといって生きようとは思えなかった。
ひかるみたいに破顔出来なくなった時点で、わたしはもう生ける屍なんだと、そう思い込んでいた。
「…皆死ねばいいのに」
「あれ、さっきと意見変わってない?」
「変わってないよ」
「そう?」
わたしがこんな事を言っても尚、ひかるは普段と同じトーンで受け答えをしてくる。
もう、こんな情緒不安定な彼女のおかしな言動に、いちいち反応するのも面倒なのかもしれない。
今日も今日とて、睡眠薬をドブに捨ててしまった。
いつからか、上手く寝れなくなった。
真っ暗な世界で馬鹿みたいに輝き続ける月が憎くなった。
そのくせ、暗闇が酷く怖かった。
隣に誰かが居ないと不安で、でも距離を縮められると呼吸が苦しかった。
シンとした静けさの中だとどうしても悪い方向に考えが働いてしまって、大音量で曲を聴いてみたりもした。
歌詞に感動することはあっても、だからといって生きようとは思えなかった。
ひかるみたいに破顔出来なくなった時点で、わたしはもう生ける屍なんだと、そう思い込んでいた。
「…皆死ねばいいのに」
「あれ、さっきと意見変わってない?」
「変わってないよ」
「そう?」
わたしがこんな事を言っても尚、ひかるは普段と同じトーンで受け答えをしてくる。
もう、こんな情緒不安定な彼女のおかしな言動に、いちいち反応するのも面倒なのかもしれない。