死亡フラグと危険な婚約者の殺し方〜転生したら殺される運命の悪役令嬢だったので殺される前に殺します〜
記憶と照らし合わせてみても全く同じだわ……。


リーゼロットの幼少期は本編ではあまり書かれず、番外編などでしか書かれていなかったものの辿ってきた人生は全く同じなのだと気付かされる。


極めつけに今日の出来事。


リーゼロット暗殺計画の始まりの合図(お茶会)


やっぱりこのままいくと確実に私は処刑されてしまう。


今回の人生でも早死とか嫌すぎる。


なんとかしないと……!


手っ取り早く婚約者破棄をお父様に提案してみる?


私との婚約がなくなればヴィルフリート王子だって必要以上に会わなくてもいいはず。


でもお父様が簡単に許してくれるかしら?
そもそも婚約をすんなり受け入れたのも権力のためだし……。


ええい物は試しよ、リーゼロット!


そうと決まれば……!


私は一目散にペンを走らせた。

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