私たちの笑顔
「なんか言いにくそうだね…。じゃあ俺が質問していくから答えてくれる?」

その方がいいと思って、頷いた。


和明「何で学校休んだの?」

私「元カレが亡くなって…その元カレが私にお願いをしてきて…お願いを叶えてあげた…」


声が震える。

一言一言、覚悟しながら話す。


和明「お願いって?何?」

私「同じお墓に入れてほしいって…あ…赤ちゃんと…」


和明がびっくりした目で見つめる。


和明「赤ちゃんって?誰と誰の赤ちゃん?」

私「亡くなった元カレと…私」


和明「…赤ちゃんはこの世にいないの?」
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