私たちの笑顔
「そうなんだ…。そんな過去…」


和明は驚いた様子で俯いた。


いつくるか…

別れ話を切り出すつもりかな…?


私の心臓はドクンドクン激しい音を立てている。

和明の顔も見れず、目の前のジュースを見つめてみる。


「正直…びっくりしたな…。」


そりゃそうだよ。

突然彼女からこんな話されたら…驚く以外何ができる?


やっぱり和明には重たすぎる…。

私がこの話をしたことで和明に余計な荷物を背負わせてしまった。


今さらだけど…後悔してしまった。

好きになるんじゃなかった…


「私重たい女でしょ…?もう…和明に余計な荷物背負わせちゃだめだ…」
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