私たちの笑顔

じゃあ呼ばなければいいじゃん…

って思う自分がいて。

和明のことが大好き！

って思う自分もいる。


言われるがまま…和明の後について行った｡

そういえば和明の家来るの初めてだな…


「入って」


玄関を開けて、私の背中を押した。

和明の部屋は必要最低限のものしかなくて、シンプル。


部屋の片隅に置いてあるソファ(二人がけ)。

和明はすぐにソファに向かってドカッと座った。

私はどこに座っていいかわからず…部屋の前に立ち尽くす。


「こっちおいでよ」


ソファをポンポンと叩きながら言った｡