私たちの笑顔
「あったあった〜!これじゃない?」


アキが嬉しそうな顔をしながら持ってきたもの。

間違いなく雑誌に載っていたワンピース。


「ほら!やっぱり似合うよ!」


私の体にワンピースをあてた。

視線を下に落とし、ワンピースを眺める。


うん、かわいい。

たしかにかわいいよ。

アキのセンスは百発百中だもん。


でもさ…こんなにかわいいの私が着て、和明ひいちゃわないかな…?


「本当に似合う?変じゃない?」

「うん、大丈夫!試着しておいで!」


アキが言うんなら…

ワンピースを抱えて試着室へ向かった。
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