私たちの笑顔
「お待たせ〜!」


和明と赤井君が迎えに来てくれた。


「由美ちゃん達はこれからどうするの?」

「あっ?ラブホ!」


和明ってば…

平気でこんなこと言うんだから!


「何言ってんの!?まだ授業あるでしょ!?」


全く…

油断も隙もない。


「じゃあ行くか。またな!」

「じゃあね!バイバイ!」


デートって言っても…ただ学校内を二人で歩くだけ。

それでもうちらにとっては大切な時間。


授業で離れて座っちゃう分、次の講義の教室までゆっくりと歩いた。



そういえば和明も下宿生だな…アパートのこと相談してみようか。
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