私たちの笑顔
「こちらこそ。え〜と…保護者の方は…」


管理人さんが真美ちゃんとアキを不思議そうに見ながら、聞いてきた。


「あっ…ちょっと諸事情がありまして…。私が保護者代わりです。働いてるので保証人にもなります」


真美ちゃんが名刺を取り出しながら言った。

その名刺を管理人さんに渡す。


「そうでしたか…わかりました。では早速部屋にご案内しますね」


管理人さんのあとに続いて、部屋に向かった。

私は真美ちゃんとこそこそ話した。


「保証人になってくれるの?」

「うん」

「本当にいいの…?」

「いいよいいよ!私若いし、管理人さんに怪しまれるかと思って名刺持ってきてよかったよ。由美ちゃんと同じ名字だしすんなり納得してくれてよかったね」
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