私たちの笑顔
「いらっしゃい!由美ちゃん引っ越しちゃうでしょ?最後の誕生日祝いたくてねぇ…明日はデートだろうと思って!ふふふ…」


やばい。

泣きそう。

いや、泣いてるし!


「あ…ありがとうございます!私を…私を家族に入れてください!」


私頭おかしくなりました。

嬉しすぎて、泣きすぎて…


「由美ちゃんは家族同然よねぇ!アキ?」

「もちろん!」



二人の暖かい愛に包まれながら、家に入った。


アキとお母さんに客間に通された。


客間にはアキのお父さん、アキの弟の駿君、それから真美ちゃんがいた。
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