私たちの笑顔
「俺この部屋がいいな。由美は?」

「あっ…えーっと…そのピンクの部屋!」


なんかさ…ファミレスでメニュー選んでるみたいだよね。


いつもグラタンを頼む和明に、ドリアを頼む私。


「じゃあ由美が行きたい方にしよう」


私が選んだ部屋は、ピンク一色で、派手そうだけど乙女心をくすぐられる。

部屋番は512。


和明がボタンを押して、カードキーを持っていざ部屋へ。


「ホテルっていうよりテーマパークみたいだね。インテリアかわいいし!」


初めてのラブホを楽しんでいる様子の和明。


ついに部屋の前に来た。
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