私たちの笑顔
時間が19時になって、外は真っ暗。


うわっ…

あくび出そう…

やばい…

寝てないもんなぁ…


こっそり…ばれないように小さくあくびをした。


「昨日眠れなかったんでしょ?」


ばれてる!


しまった…


「楽しみで眠れなかった!和明に逢ったら安心しちゃって…」


和明が私の頭にぽんっと手を乗せてきた。

そのまま頭を撫でてくれて…


うんうん、って、優しい笑顔を見せながら頷いた。


「そろそろ帰るか…」


駐車場に向かって歩き出した。


夜になって、人が少なくなってきた。



あたりを見回した和明が…私の首筋にキスをした。
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