私たちの笑顔
動揺を隠しきれなかった私は和明から逃げてきた。


ご飯食べに行くところだったけど…


絶対普通になんてできないって思って…



「ただいま…」

「おかえり!」


アキは今日仕事休みなんだ…


「…大丈夫?」


アキが私の顔を覗き込みながら聞いてきた。

たまらずアキの体に飛びついた。


アキに抱き着くと安心するんだ…

嫌なこともなにもかも忘れられる。

心がホッとして、イライラも吹き飛ぶ。


しばらくアキに抱き着いていた。

なかなかアキから離れることができなかった。

アキはまるでお母さんみたい…
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