君にたくさんのありがとうを
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神代くんが事故に遭って入院してから、1週間が経った。
今日も学校帰りに病院へと来ていた。
毎日近くの神社で、今日こそは神代くんが目を覚ましてくれますようにと願って来ている。
その願いはまだ叶わない。
私も予知夢が見れたのなら、神代くんが目覚める日もわかったかもしれない。
毎日ドキドキとした日々を送っている。
鎌田くんに“自分を責めないで”と言われてから、なるべくそのことは考えないようにしている。
それでも、心が苦しくなる日もあった。
特に寝る前なんかはそう強く感じてしまう日もある。
寝起きに涙をこぼしてしまっている日だってある。
それもこれも神代くんが無事であってほしいと願っているから。
ベッド脇の椅子に腰をかけて、ベッドに眠る神代くんを見つめる。
ピッピッという鼓動に合わせた機械音は、一定の間隔で鳴っている。
それがとても安心できた。
神代くんが生きていると確認できるから。
神代くんが今も頑張っていると思えるから。