イケメン生徒会長と病弱なツンデレ美少女との恋物語
それからしばらくして。
まるで梅雨の時みたいに雨が続いた。
今は秋なのに。
風邪引かないようにしないと。



「悠希」
「純。おはよう」
「寒くなったらジャージとか着とけよ?」
「大丈夫だって!」




確かカーディガン持ってきたし。
??
あれ?
確かカーディガン入れたよな?



あ!
今朝母さんから渡されたお弁当入れた時出したっけ。



「忘れたのか??」
「うるさいな!仕方ないじゃん」
「じゃあジャージ着とけよ?」
「午後からは学園祭の準備だし。いざとなれば保健室にいけよ」



そう。
今は学園祭前で今学園祭の準備中。
うちのクラスはカフェ。
しかも普通のじゃなくて男の子は女装して女の子は男装するとというちょっと?いやかなり変わったカフェ。



発案者はみなみ。
実はみなみは料理ができるらしい。
いいなぁ、みなみ。



*********




「っくしゅ」
「悠希ちゃん?大丈夫??」
「大丈夫だよ。ちょっと寒いだけ」
「具合悪くなったら保健室で休んでていいからね」



みなみは優しい。
きっとそういうとこがよくて付き合っているんだと思う。



そして。
段々と寒気はしてくるし頭痛がしてくるから保健室に行くことにした。



「やばっ」



激しいめまいと吐き気で動けなくなってしまった。
どれくらいそこにいたんだろう。



「大丈夫?じゃないね。保健室に行こうか?」



ずっとうずくまっていたからきっと心配されたんだろう。





「大丈夫です。1人で保健室いけます」
「ダメ。身体冷たいし顔色悪いんだから」




そして、問答無用で抱きあげられ保健室へと連れていかれた。



抱きあげた人の顔を見るとその人は生徒会長だった。
生徒会長はみなみの彼氏なのに。
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