夢から始まるホントの恋
「お前…立てない?」
野沢が心配そうな目で見てくる。
「……」
何故か、言い出せなかった。
夢と同じ展開になってしまいそうで。
それと、自分から「足首捻った、助けて」なんて言えるわけない、コイツなんかに。言いたくもない。
「ッ……、立てる…し…」
立てもしない癖に。私は強がりなんだろうか。
腕に力を入れて、何とか立とうとする。
「ぐっ……」
やはり立てない。腕に入れていた力がフッと抜ける。
「お前やっぱ立てねぇーんじゃねーかよ」
野沢が心配そうな目で見てくる。
「……」
何故か、言い出せなかった。
夢と同じ展開になってしまいそうで。
それと、自分から「足首捻った、助けて」なんて言えるわけない、コイツなんかに。言いたくもない。
「ッ……、立てる…し…」
立てもしない癖に。私は強がりなんだろうか。
腕に力を入れて、何とか立とうとする。
「ぐっ……」
やはり立てない。腕に入れていた力がフッと抜ける。
「お前やっぱ立てねぇーんじゃねーかよ」