「お嬢さんを俺にください!」
レーニャは黙って俺を奥に案内した
案内されたのかはわからないけど
長い廊下、レーニャの後ろを黙って歩いた
大きな扉を開いたら
広い部屋、高そうなソファーがあった
それを見て思った
レーニャはやっぱり
俺とは違う
俺の服を着た来たレーニャは
この部屋に浮いてた
いや、レーニャが着てる俺の服が浮いてるのか
レーニャにはその服
似合わないよ
改めて気付かされる
ここで俺を選んだってメリットなんかない
レーニャには
レーニャに合った生活がある
俺の出した答えは間違ってない
はず