硝子の枕②/揺れの最中もキミを抱く~~💛【エロティックブラックの読切り第2話です♪】

その2

💖💖💖


「…ただ今、かなり大きい揺れの地震が発生しました。東京○○のスタジオも照明が大きく揺れています。…まずは落ち着いて、身の安全を…」

『…当ホテルをご利用いただいておりますお客様にお伝え申し上げます!今、かなり規模の大きい地震が発生しています。当ホテルは最新の耐震基準をきたした施工による耐震構造建築物ではありますが、まずはお客様自らの身の安全を優先し、火の元に注意いただき、地震が収まるのをお待ちください。決してむやみに室外へ出られないようにお願いいたします。万一、緊急を要する事態が起こりました際は、すぐにインタホンにてフロントまでお知らせください。地震についての詳しい情報が入り次第…』

首都圏を襲った大きな揺れは約1分半近くに及んだ
その後も、小さい揺れが断続的に起こった、
その間…、三村ユージと三鷹アキナはほとんど同時にイッた…。

二人はテレビとホテルからの緊急を告げる音声を十分意識し、性的興奮材料にも流用し❓、共にかつてないエクスタシーに上り詰めてしまったのだ。
いや…、到達せしめたという方が適切だったろう。
この、訳ありカップルには…。


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結局、この夜の地震は東北沖を震源とするマグニチュード7の大規模な地震であった。
都内各所は概ね震度5弱を記録し、幸いにも津波の心配はなかったのだが…、人々の脳裏にはあの恐怖再びがよぎってことであろう。

そんな中、東京北部の某プレミアラブホ…、リッチネル405号室では、大きな揺れのなか、その恐怖心にも折れずエッチを断行、かつてない恍惚の絶頂を迎えた二人がいた~~☆彡

「…震度5弱か…。怖かったわ、私…。三村さん、アナタは怖くなかったの❓」

「怖かった。でも、コワいものなの、ある意味なかった自分は確かにいた。…キミもそうじゃないのか?」

「…」

三村の問いかけに、アキナは無言で答えた後、小さく頷いた…。

この二人…!
実は今夜が初対面であった…‼




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