略奪女子ネット村

次の１０日間/新たなお守り（？）





「なら、新しいピースでも、やることはおんなじなんだな？」


「うん。私は大体夜９時くらいに、違うまじない方で願掛けしてる。それ、嫌だったら言って！」


「さっきも言っただろ。好きにやれって」


「じゃあ、ギンギンに願い続けるから。…最後に聞くけど、私が逆の立場だったら、私のやってることストーカーだよ。それだけで大っ嫌いになっちゃう。完全拒絶、絶対ダメって。それなのに、なんで野上君は…」


「言ってやるよ。これ、他のヤツだったらさすがにＮＧだ」


「そう…」


「正直、お前タイプじゃないし、仮にエッチだけって言われてもその気になれない。たぶん、それ、変わらないと思うぜ。悪いな、身もフタもないこと、はっきり言っちゃって」


「ううん。それを承知でやってることよ。そんなんで傷つくレベルじゃないんだよ。へへ…」







「明後日の土曜日、髪切って来る。週明けに感想だけでも聞かせてもらいたいな…」


「なら、”その感想”そっちの教室に持っていく。でも、似合わねえと思ったらそのまま言うぞ」


「そうして。お世辞は無用だわ」


「はは、とことん変わってるって、お前」


結局、この日の決着は、マユリの一番”望み通り”のパターンにほぼ合致した…