略奪女子ネット村
《《->》》
次の10日間/ラストリクエスト
カレとのメール交換は毎日続いた
初日のようにコアなものではなく、とりとめない会話でマユリは努めて”たんぱく”に徹した
そして9日目の夜、メールで翌日会う約束をした
昼休み、”例の場所”で…
「…”アレ”、明日で終わりだよな。その後はどうなるんだ?」
「もうないんだ、私の手もとには。だから終わりってことになるんだけど…」
「そうか…」
「私たちもおしまいかな?」
「うーん、おしまいも何も、メールしてここで会ってるだけだし…。まあ、延長でいいんじゃねーか」
「ありがとう…」
「でも、その先はないぜ。それ、承知でじゃないとな」
「うん…。その上で、もう一回だけチャンスくれない?髪切ってダメだったんなら他に私のやれること、もう一つだけ…」
「ああ、それね…」
「何でも言って。それで、最後にする。あなたの命令に従うから、できる限りで。それで、あなたの心が動かなかったら、略奪計画やめる」
「…」
「すぐじゃなくてもいいから。メールでもさ」
「ああ、じゃあ、今夜メールでな」
”さあ、今夜が天王山だ。ここまできたんだ。もうレクチャー通りにやってみるしかない…”
9日目…、マユリにはもはや躊躇などなかった
次の10日間/ラストリクエスト
カレとのメール交換は毎日続いた
初日のようにコアなものではなく、とりとめない会話でマユリは努めて”たんぱく”に徹した
そして9日目の夜、メールで翌日会う約束をした
昼休み、”例の場所”で…
「…”アレ”、明日で終わりだよな。その後はどうなるんだ?」
「もうないんだ、私の手もとには。だから終わりってことになるんだけど…」
「そうか…」
「私たちもおしまいかな?」
「うーん、おしまいも何も、メールしてここで会ってるだけだし…。まあ、延長でいいんじゃねーか」
「ありがとう…」
「でも、その先はないぜ。それ、承知でじゃないとな」
「うん…。その上で、もう一回だけチャンスくれない?髪切ってダメだったんなら他に私のやれること、もう一つだけ…」
「ああ、それね…」
「何でも言って。それで、最後にする。あなたの命令に従うから、できる限りで。それで、あなたの心が動かなかったら、略奪計画やめる」
「…」
「すぐじゃなくてもいいから。メールでもさ」
「ああ、じゃあ、今夜メールでな」
”さあ、今夜が天王山だ。ここまできたんだ。もうレクチャー通りにやってみるしかない…”
9日目…、マユリにはもはや躊躇などなかった