あいつらの復讐

攻撃

その日の夜の10時過ぎでした。

お風呂に入っている時、
猫がやけに落ち着かず、バタバタしています。

猫は私がお風呂に入っている時、
脱衣所のタオルの上で、
待機しているのがいつものことなので、
特に気にもとめませんでした。

お風呂から上がり、タオルで体をふいて
パンツをはいて、上は長そでシャツ、そこでちょっと考えました。

朝方は、結構寒いから、長めのズボンをはいておこう。

洗濯物のたたんであるものから、
黒のジャージを取り、右足をはいて、左足をふともも付近まであげた・・・

その時

痛っ!!
皮膚にそって、なにかがごそごそ降りていきます。
いそいで、脱ぐと

ブーーーーーーーーーーン

スズメバチが転がり落ちて、
ボトンと床に転がり落ち
すぐに飛行体制を取りました。

ぎゃぁぁぁぁぁー---!
ヤバイ、マズイ!!!!

急いで脱衣所から、
風呂場に避難して引き戸を閉めました。

すぐに冷水シャワーを、痛む場所にかけます。
ちょうど膝裏下、ふくらはぎのところです。

シャワーをかけながら、
痛むところを手で触れると、針はささっていないようです。

ピリピリ、チリチリ、ズキズキ

身体も冷えてしまうし、
なんとか風呂場から
アイツのいる脱衣所を抜けて
安全地帯まで、走り抜けねばなりません。

蜂毒 

アナフィラキシーショック
これは救急車です。
119番通報しなければ、命に係わる。
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