病気と仲良し(仮)

手術

手術前に、手術してからのスケジュールの紙をもらった。

どこまで動いていいかとか、食事内容など。

もちろん手術当日は絶食。

翌日からお粥で、その次の日からは普通のものとなっていた。

手術当日は髪をきっちり縛って首にかからない対策を取り、手術室に歩いていくことになった。

手術台に上がってから、点滴も入れることになったが、血管が細くなかなか入らなくて、かなり苦戦をしていた。

左手→右手→左足の甲→右足の甲→左手

に何回もされ、ようやく左手に入った。

入った時にはホッとした。

ホッとしたのも束の間、直ぐに手術台の頭が少し落とされ首が出る形に。

麻酔が何本も打たれ、局所麻酔をされた。

そんなこんなをしているうちに麻酔も効いてきて、首の辺りはジーンと熱くなった感じがした。

麻酔は局所なので、担当医とたまに会話をしながら手術している状況であるが。

感覚が鈍くなってきたのを確認すると、電気メスだったと思うが皮膚を切っているような感覚、器具がガシャガシャと音を立てて首に重さがなった感覚を味わった。

甲状腺を切る時だと思う、何となく引っ張られるような感じがしたのは。

手術終了しましたと言われ、病室に帰る時に

「すいません、切ったものって見せてもらえませんか?」と聞いたら「いいよ、これね」と見せてくれた。

ぷよぷよしている丸い形をしていた。大きさは親指と人差し指で丸が作れるくらいの大きさだった。

手術室を出る時に時計を見ると30分しかかかっていなかった。

手術前の説明通りだった。
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